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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■リニア中央新幹線は必要なし!
 JR東海が全額自己負担でなんとリニア中央新幹線を事業化するという。オレはそのニュースを知ってぶったまげたわけである。なんてことを企画するんだ。5兆円も掛けていったいどうするんだ。

JR東海:東京−名古屋にリニア 5兆円自己負担で事業化
 JR東海は25日、東京−名古屋間(約290キロ)で2025年の開業を目指すリニア中央新幹線の建設費、車両費総額が約5兆円になると試算し、全額自己負担で事業化する方針を発表した。公的資金の投入を待たずに建設することが早期開業につながると判断した。輸送能力増強がほぼ限界に達している東海道新幹線のバイパス機能を担うとともに、最速40分で東名間を結ぶことで航空機との競争力を大幅に強化したい考えだ。
 JR東海は今年4月、リニア新幹線を「自らのイニシアチブ(主導権)のもとに実現する」と発表。ただ、東京−大阪間の全区間の建設費が総額約10兆円にのぼることから、JR東海、国、地方自治体のそれぞれの負担額がどの程度になるのかが焦点になっていた。
 JR東海によると、東京−名古屋間の用地取得費を含めた建設費について、地元負担が前提の区間途中の駅の建設費などを除き5兆1000億円と試算。さらに▽建設に伴う長期債務は、最大となる25年段階で4兆9000億円にとどまり、過去最高(91年)の5兆4000億円を下回る▽航空旅客の取り込みで利用者が開業前の10%増となり、債務削減のペースが加速する−−ことなどから、経営に影響を与えずに、全額自己負担での建設が可能と説明した。
 会見した松本正之社長は「現状の整備新幹線計画では、リニア中央新幹線は最後に位置づけられており、他線の進ちょく状況を見ると着工のメドが立たない」と指摘。東海道新幹線のバイパス建設の必要性から、自己負担での建設を決断したことを明らかにした。名古屋−大阪間の建設費についても自己負担することを検討しているという。
 JR東海は、新幹線整備の手順を定めた「全国新幹線鉄道整備法」に基づく輸送力、建設費などの調査開始の指示を、できるだけ早く国土交通省から受けたい考え。ただ、国交省内には、先に計画された整備新幹線を抱える地域への配慮や全額民間負担というこれまでにない建設方式への慎重論もある。【山田一晶】

 オレはこのような計画を聞くといつも「費用対効果」ということを考える。5兆円というゼニを使って、いったいどんな効果があるのか。それをどうやって回収するのかと言うことである。今東海道新幹線は年間で2300億円の経常利益があるという。売上高に対する利益率もきわめて高いのである。それはすでに建設にかかったゼニが回収されているからなんだが、それだけ利益があるからこのリニア新幹線の建設費の負担にも十分に耐えられるとJR東海の松本社長は主張するわけだ。ただ、オレが気になるのはあの30兆円以上の旧国鉄債務はいったいどうなったのかという疑問である。巨額の累積赤字を抱えて倒産・分割されたときにそのまま棚上げされた旧国鉄債務は今も金利分が膨張しているはずである。今のJR各社はその債務とは全く無関係なのか。もしもJRの各社が膨大な利益を上げることが可能だったら、その利益は旧国鉄の累積債務の返済のために使われるべきではないのか。もちろん民間会社となったJRに、国の借金である旧国鉄債務を背負わせるべきではないのかも知れない。しかし、利益は民間会社へ、債務は国民負担へというのがどうもオレには納得できないのである。

また、このリニア新幹線を営業的に成功させるためには、今の新幹線の乗客を大幅にこちらに誘導しないといけないわけである。そんなことが果たして可能なのだろうか。料金はいったいいくらにするのか。今、東京名古屋間は正規運賃で10980円である。これがリニアになれば2万円くらいになるだろう。往復で4万である。それだけ払うならのぞみで十分だと思う人も多いだろう。一応ここから後は料金が2万円であると想定して話を進めていきたい。


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12月26日(水)
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