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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■時津風部屋、死のシゴキ
 いやはや、朝青龍問題で大揺れだった相撲の世界に、それどころではないとんでもない事件が発生していたことを知ってオレは驚いているのである。もちろん相撲の世界に稽古に名を借りたひどいしごきや暴力があること自体はオレは否定しない。そういう古い体質はどこの部屋でも多かれ少なかれあるのだろう。しかし、親方が率先してリンチに加わってるこれはあまりにもひどいじゃないか。こんなものはシゴキでもなんでもない、集団暴行による殺人である。関与していたのは親方以外に何人いたのだろうか。

また大揺れの角界、識者は「荒稽古と暴力は全く違う」
稽古(けいこ)か、暴行か――。大相撲時津風部屋で、序ノ口力士だった斉藤俊(たかし)さん(当時17歳)=しこ名・時太山=が今年6月、稽古中に急死したことを巡り、愛知県警が刑事事件として立件する方針を固めたことで、横綱朝青龍関の出場停止問題で揺れる角界に衝撃が広がった。
 斉藤さんの頭を親方がビール瓶で殴ったことや、兄弟子たちが数十分にわたり暴力を振るっていたことなどが、これまでの同県警の調べで明らかになっており、識者からは「荒稽古と暴力は全く違う」と厳しい声が上がった。
 時津風親方(57)は今月9〜23日の秋場所前、体調不良を理由に審判委員をやめ、場所中は入場整理などにあたっていた。同県警の事情聴取を受けた後の先月下旬、今回の問題について、「申し訳ないが、全部警察に話しています。まだ話せる状況ではありません」と語っていた。
 県警から捜査協力を求められた日本相撲協会はこれまで、事業部長の武蔵川親方(元横綱三重ノ海)と生活指導部長の伊勢ノ海親方(元関脇藤ノ川)が対応してきた。
 捜査に対し、伊勢ノ海親方は、「相撲部屋は全部で53部屋あり、それぞれの師匠の考え方によって稽古内容も違う。強くしたい思いから、稽古が厳しくもなる」と説明。しかし、稽古と死との因果関係などに関しては、「原因もはっきりせず、我々が判断できることではない」と話してきたという。
 相撲部屋の稽古とは何か、稽古の厳しさは、どこまで許されるのか。どこからが「行きすぎた稽古」になるのかは師匠の判断に委ねられ、その線引きをするのは簡単ではないという。
 日本相撲協会に記録が残っている力士の死亡例は、入院先での死亡を除けば斉藤さんの事例を含めて平成以降で8件ある。それ以前はあいまいといい、具体的な記録は残っていない。だが、平成以降の7件については、警察が介入して事件として立件されたことはなかった。
 東京・両国にある時津風部屋には、26日朝から数十人の報道陣が集まった。秋場所が終わったばかりのため、稽古が休みで、静まり返っていた。
 日本相撲協会の北の湖理事長はこの日、北の湖部屋前で午前9時半過ぎに報道陣に姿を見せた。時津風部屋の死亡事故が刑事事件として発展する可能性を問われた理事長は、険しい表情を崩さず、「警察の捜査の途中にあり、容疑事実もはっきりしていない。今の段階では軽々なことは言えない。亡くなったことは重く受け止めなければならない」と語った。
 ◆親方の謝罪にも、遺族側には不信感◆
 時津風親方が今年8月、新潟市にある斉藤俊さんの実家を訪れ、「ビール瓶で殴った」などと父親の正人さん(50)ら遺族に伝え、謝罪していたことが分かった。
 遺族側によると、親方は「線香をあげたい」と実家を訪れた。遺族が斉藤さんの不審な死を伝える週刊誌について問いただすと、ビール瓶で殴ったことを認め、「すみません」と頭を下げたという。急死直後、親方は斉藤さんの体中に無数の傷があったことについて、「通常の稽古でついた傷」と説明しており、遺族側は不信感を強めていたという。(2007年9月26日15時22分 読売新聞)


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09月27日(木)
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