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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■もうすぐ消費税が上がります
小泉純一郎の公約の中に「自分が在任中は消費税は上げない!」というのがあった。彼の路線を継承する安倍晋三も消費税には手を付けられなかったわけだが、そうしたしがらみのない福田康夫が登場したことによって、消費税増税という流れはもはや避けられないだろう。7%なのか一気に10%なのかはわからない。だがこの増税は次の総選挙の前に行われそうな気がする。選挙の争点になれば自民党の敗北は間違いない。それで先に消費税を上げてしまってそれから選挙になりそうな気がするのだ。

 CANONのあの便所野郎も消費税増税には賛成のようだ。ああいった輸出企業は支払う消費税よりも、還付される消費税の方が圧倒的に多く、税率の上昇はすなわち利益の増加につながるわけで、とにかくもう上げてもらいたくて仕方がないのである。

 さて、その消費税増税だがやはり大義名分が居る。これは自分たちの税金の無駄遣いが甚だしくて足りなくてどうしようもなくて・・・なんてことでは国民を納得させられないから「社会福祉の充実を目的」なんて後付の理由が出てくるに決まってるわけで、そんなゼニは他から持ってきてもいいじゃないかと思うのだが、他の所にあるゼニは今まで通りの無駄遣いや山分け用にちゃんと残しておかないといけないわけで、新しい財源がとにかく必要なのだ。それが消費税増税なのである。

 おそらく、国民年金の基礎年金部分を消費税でまかなうという方針で来るのだろう。そのためには今の税率では足りないから7%とか10%に上げてくるわけだ。しかも国民年金はこのままでは未納者が多くて破綻する。それを防ぐには納付率を上昇させればいいのだがそのためには多大な労力を必要とする。国民のモラルがここまで低下した状況下では納付率の向上などは望めない。だったら納付なんかしなくてもいい。その代わり納付しないヤツらはこれだけしかもらえない・・・という仕組みに変えてきそうな気がするのだ。月額5万程度の最低水準の年金は掛ける掛けないに関わらず受給できるが、プラスαの部分が欲しかったら企業で厚生年金をかけるなり、ちゃんと国民年金の掛け金を払えということになるわけである。そうすると全く掛け金を納付しなくても最低水準はもらえるわけで、今の6割とか言う納付率はもっと下がってしまうだろう。しかしそれでもらえる金額が少ないのは自己責任ということになる。

 国民年金の掛け金を払わないままに孤独な一人暮らしになって、生活保護の高齢者加算を受けて暮らしている寂しいお年寄りたちも、おそらく最低水準の年金給付に上限を押さえられてしまうのだろう。「ちゃんと苦しい生活の中から国民年金を掛けてきた我々が、掛け金を払わなかった人たちよりももらえるゼニが少ないとはなんたることか」という怒りは正当だ。かくして生活保護の給付金は大幅に減らされることとなる。「平等」という名の下にである。

オレは消費税は上げて欲しくないし、国民年金の基礎年金部分を税方式にすることには反対だ。もしも税方式にするならば、所得税の最低課税水準を引き下げるべきだと思う。ただ、国民年金掛け金という形の金銭収受システムを徴税の中に組み込むような工夫はあってしかるべきだっただろう。オレは国民年金掛け金を、市民がこの社会で生活を営む以上支払うべき税金のようなものだと思っているから、それは税の中に組み込むべきものだったと思うし、そうなると税方式というのも現実味を帯びる。20歳になったすべての国民が税負担を行うという形こそとるべきだったとオレは思うのである。そこで払うヤツもいれば踏み倒したままのヤツも居て・・・という状態をそのまま認めて、払っていないヤツらの分を消費税でカバーしてやって・・・ということがオレには納得いかないのだ。なんでそいつらの分までオレの払った税金でカバーされるのかと。


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09月25日(火)
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