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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■9・11テロの本質とは何か?
第二次大戦の戦後処理は連合国による一方的な戦後体制の枠組み作りであり、日本やドイツは戦争犯罪者の国として断罪された。冷戦体制のパートナーである米ソお互いの戦争犯罪は告発の対象とはならなかった。ソ連軍が行ったカチンの森での大量虐殺はナチスの仕業とされてしまった。あの戦争における最大の戦争犯罪はヒトラーによる民族虐殺であることは疑いがないが、それに唯一比肩しうるものは米軍による原爆投下である。非戦闘員に対する無差別虐殺という点であれ以上の戦争犯罪はないとオレは常々思っているのだが、日本には原爆投下の犯罪性を否定するだけではなく、あれを犠牲を減らすのに役だったなどという政治家までいるわけだからお話にならない。
軍隊はふくれあがった時点でその存在を維持すること自体が目的となってしまう。吉田茂が日本の独立と引き替えに米軍の駐留を認めた密約のおかげで、日本は早期に占領下からの独立を果たすことができたわけだが、それはふくれあがった軍隊を維持したいアメリカ政府にとっても好都合なことであった。以降、日本は米軍の重要な兵站基地としての役割を果たすことになる。中曽根みたいに日本のことを不沈空母と言う馬鹿首相まで出る始末である。なんのための平和憲法なのか。なぜ日本は戦力不保持を宣言したのか。そこに軍事基地が存在すると言うことは、そこが戦争時の攻撃目標となるということである。真に平和を貫きたいのなら、国内に米軍基地の存在そのものを許してはならなかったのだ。なぜなら今、世界で戦争のリスクとなるのは米軍という危険なならず者どもの存在だけなのだから。
米国民にとって、膨大な軍事費の財政支出が永遠に続くことは納得がいかないことかも知れない。すでにソ連という大きな敵は存在せず、中国もまた社会主義陣営を脱してまぎれもない資本主義国としてグローバル経済の中に位置づけられている。もはやアメリカには中国と戦うことの意味などない。金正日を使った過剰なまでの軍事的脅威の演出もオレには八百長としか思えないのだ。北朝鮮の偽ドル札疑惑自体もCIAの陰謀という説もある。そうやって軍隊を維持し続ける大義名分をアメリカは必要としてきたのだ。冷戦終了後の湾岸戦争というフセインをはめ込んだ戦いの後、アメリカ政府は次なる脅威を必要としたのである。
9・11テロに関する公式見解は、「ウサマ・ビンラディンを首謀者とするアルカイダが引き起こした自爆テロ」ということになっている。しかし、なぜこの事件はアルカイダの犯行であると簡単に断定されたのか。物的証拠はきわめて乏しかったのに、なぜそのように結びつけられ、その支援者であるアフガニスタンのタリバン攻撃に結びついたのか。なぜタリバンをそこで攻撃する理由があったのか。それは別の理由でタリバンを排除しないといけなかったからである。それはタリバンによってケシを原料とするヘロインの流通が支配されていたことである。それを彼らに支配させることを排除したい何らかの勢力が存在したのだろう。
オレはあの同時多発テロはアメリカ政府による自作自演だという仮説を立てた。ネット上にはオレと同じように陰謀説を考える人も多い。ただ、あの事件がアルカイダの仕業であることもまた事実なのだろう。オレに言わせれば、アルカイダというテロ組織こそ実はブッシュ一族と密接につながりを持つ組織のような気がするのだ。軍産複合体の利益を守るために、アメリカの膨大な国防費の支出を正当化するために「テロとの戦い」というのは冷戦後の大義名分として用意された。膨大な国防費は「テロとの戦い」のために必要なものとして国民に訴えられた。そして、アフガニスタン戦争、イラク戦争はその対外的デモンストレーションとして実行されたのだ。米軍のイラク侵攻はただの侵略戦争でしかなく、大量破壊兵器の存在云々はただの言いがかりであった。そしてアメリカ側にはフセインを一刻も早く処刑して口封じをする必要があったのだ。彼の口からクウェート侵攻に関する密約のことがバレることを恐れたのが最大の理由であったとオレは思っている。少なくともイランイラク戦争の時点ではアメリカはフセインの最大の支援者だったわけだ。フセインにとってアメリカのその後の行動は「裏切り」以外の何ものでもなかったのではないか。
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01月01日(火)
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