ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■切符はこっちの自販機で買いましょう!
 「ジャパンギフトサービス」(高松市)が置く摂津本山駅(神戸市東灘区)と北新地駅(大阪市北区)の自販機も売れ行き好調。同社の上西頌二(しょうじ)常務(67)は「自販機に詳しい飲料業者と情報交換しながら設置を増やしたい」。自販機を開発・販売する「エヌ・ケー・ジャパン」(名古屋市)の中山隆弘代表取締役(36)によると、きっぷの自販機は8年前に製造を始め、関西方面に約120台出荷。今は全国から注文が相次いでいるという。
 兵庫県警によると、こうした販売方法には法的問題はない。他人を介して入手した金券の販売は古物営業法に基づく営業許可があればできる。また、販売数が限られるチケットなどを公共の場所で販売すれば、県迷惑防止条例で禁ずるダフ屋行為に抵触するおそれがあるが、自ら買ったものを公共用地以外でバラ売りすることに規制はない。今ある自販機も私有地を借りて設置されている。
 JR西日本広報部は「駅の窓口で正規料金のきっぷを買っているお客さんと不公平感があるため、あくまでもJRの窓口で所定の金額で購入することをお願いしたい」としている。(五十嵐聖士郎)

 これまでは「わざわざ金券ショップに出向いて事前購入する」という手間が必要だったわけだが、駅前にこうして堂々と自販機が置かれていると、その手間が不要である。つまり、正規のきっぷを券売機で買う感覚で、割安きっぷがその場で買えるのだ。しかも安いのである。こういうのがあれば誰が正規料金など払うだろうか。オレなら迷わずにその金券ショップの自販機を使うだろう。

 JR側の「あくまでもJRの窓口で所定の金額で購入することをお願いしたい」というくだりには笑ってしまったのである。だって、基本的に関西人はみんなケチだ。同じ駅まで行けるきっぷを一方は540円、もう一方は350円で売っていたとして。わざわざ高い方を買う人というのは「駅の外の自販機に安いきっぷがあるのを知らない」人だけである。不公平云々と言われても、だったら何が公平なのかと言いたいのである。情報を持つ人と持たない人がいて、持つ人が得をするのは至極当たり前の市場原理である。

 ただ、心配なのはこのようなきっぷの自販機が窃盗犯に狙われないかということである。自販機の中には現金と、現金同等の価値があるきっぷが大量に眠っているわけだ。夜のうちに機械ごと強引に持ち去ってしまうような犯罪は起きないのだろうか。あのATMの機械さえも重機で破壊して持ち去るくらいである。こんな小さい自販機ならやすやすと持ち去っていくのではないかとオレは危惧するのだ。そのような悪質な事件が起きないことと、JRがこの状況に反発して何らかの規制を打ち出すことの両者をオレは恐れているのである。 

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01月10日(月)
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