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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■ラブホテルをいじめるな!
そもそもラブホテルの起源は江戸時代の出会茶屋にまで遡る事が出来ると言われる。それは後には「連れ込み旅館」などと呼ばれていたが、マイカーの普及とともに郊外の交通至便な空港や高速道路のIC周辺にも立地するようになり、業者間の競争もあってそれぞれが豪華で快適な設備を備えるようになったのである。現在は「レジャーホテル」「ファッションホテル」「アミューズメントホテル」などと呼ぶ場合もあるわけで、「ラブホテル=性行為の場」というとらえ方は偏見である。そこでは大画面のテレビで映画を楽しむこともできるし、プレイステーションやWiiなどのゲーム機も用意されている。カラオケも設置されていて何時間でもそこで遊びながら過ごすことができるようになっているのだ。今や性行為はそこで楽しめるオプションの一つにすぎないのである。そんな楽しい場所を規制するのは絶対に間違っているとオレは思うのだ。
仁徳天皇陵周辺や桜宮のようにもともとラブホテルが密集していた場所を「禁止区域」に指定したことは、ラブホテルという日本独自の文化に対する政治権力側の不当介入であるとオレは断固抗議したい。その営業を認めると共に、その地域を「ラブホテル地区」として認定して新規業者の参入も許して観光客の誘致を狙うことの方がはるかに政策としてすぐれているとオレは思うのだ。もちろんそこに住んでいる(空気の読めない)住民は「ラブホテル反対」などと文句を言うかも知れないが、新規参入希望の業者が莫大なゼニを出して土地を買い取って進出してくるわけで、さっさとゼニをもらって引っ越す方が賢いのである。そんなところに住み続ける方が子どもの教育上よくないだろう。孟母三遷の教えに倣って学校の近くにでも引っ越す方がいいのだ。
もしも弾圧によってラブホテルがどんどん減少してしまった場合、恋人たちはどこに行けばいいのか。オレはそれが心配だ。屋外でそうした行為に及べばそれこそ風紀を紊乱することになる。夜間に寂しい場所に駐めたクルマの中でそんなことをすれば犯罪の被害に遭う可能性も高まる。ネットカフェのカップル席のような周囲から簡単にのぞけるような場所で淫らな行為に及ぶ者も出てくるだろう。ラブホテルがあるからHをするのではなくて、まず「Hな行為をしたい」というカップルたちの需要が存在し、その需要に応えているのがラブホテルなのだ。需要だけが溢れていて市場がその需要に応えられない状況を作り出してはならないのである。
政治権力の不当な弾圧によってラブホテルという貴重な娯楽施設が減少することは若者にとっての快適なHの場所を失わせることになり、それは児童虐待などの歪んだ形でストレスを発散させることや、夫婦間のセックスの回数減少による少子化などの問題にも間接的につながっていく。業者間の健全な競争によって娯楽施設が充実して快適そのものの施設になったラブホテルは今や日本文化の象徴である。あの清潔さや快適さを維持するために多くの従業員たちが苦心して働き、24時間変わらぬサービスを提供しようとしているその努力を「法律違反」として切って捨てようとすることは大きな誤りだとオレは思うのだ。
橋下大阪府知事は大阪にカジノを誘致して観光客を呼び込もうとしているようだが、そんなものはいらない。それよりも桜宮という大阪一のラブホテル街に注目すべきなのだ。そこにどんどん新規開業を許可し、業者間の競争で豪華な施設が低料金で利用できるようになれば世界中の観光客がそこに押し寄せるようになるだろう。中国や韓国から関西を旅行で訪れたカップルは料金だけが高くてなんの娯楽もないシティホテルよりも豪華なラブホテルを選ぶようになるだろう。不当な弾圧からラブホテルを救うことをオレは橋下知事に期待しているのだ。
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10月11日(月)
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