ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■暴発型犯罪についての一考察
 かつて「お見合い」という仕組みがあった。適齢期になれば本人が望んでいなくてもまわりが適当な相手を探してきてお見合いさせ、そして結婚へと進ませた。そうして結婚しても離婚率が高いということはなかった。ちゃんと相性を考えてお見合いがセッティングされていたこともあるだろうし、すぐに子供が生まれて家庭を持てば、そこに新たな絆が生まれるものである。しかし今は「お見合い」なんてほとんど絶滅してしまったのだ。恋愛結婚の増加は、恋愛強者と弱者の格差を生み出した。お見合いという絶妙な異性の分配システムが崩壊して、若い男性はモテメンとブサメンに二極化された。モテメンに女性は集中し、ブサメンは努力しないと彼女を作れないことになった。もちろんブサメンでもちゃんと結婚して美人の妻を持ち、家庭に恵まれている人もいるが彼らはたいてい高学歴者で高収入である。高学歴・高収入ではなくても地方公務員だったりちゃんとした企業で正社員だったりする。「安定」がキーワードであり、安定なくして結婚生活はない。低学歴、低収入でしかも容姿に恵まれない男性ほど非婚率は高く、40になっても独身のままの者がどんどん増加しているのである。「だめんず」と呼ばれる男性を好んでくれる変わり者の女性はまだまだ物好きな少数派である。

 そういう背景で増加している「中年フリーター」が社会の不安定要因を高めているのだ。反社会的で暴発的な犯罪を起こす人はたいてい中年フリーターか、あるいはその予備軍である。宅間守もそうであったし、秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大もそうである。

 なぜこんな状況になってしまったのか。社会は放置すれば決してよい方向には向かわない。日本の将来の姿をどんなふうにしたいのか、政治家は明確なビジョンを持っていなければならないのだ。高度成長の頃には「所得倍増」という明確なビジョンがあった。今は何もないのである。

なぜ出生率が低下しだしたときに政府は手を打たなかったのか。なぜその原因を究明して政策的に介入しなかったのか。

 オレは今の日本の姿に確実な「滅び」を感じている。おそらくこの国はあと100年持たないだろう。その頃にはもうオレも生きてはないのだが。日本人の人口が減少した部分に入り込むのは多くの外国人であり、その多くは中国やアジアの人々である。休耕田はそのまま放棄され、過疎の山村は無人のまま朽ち果てて行く。美しい山野はどんどん形を変えてしまう。そして街中は放置されたゴミで埋まっていくだろう。かつての日本の持っていた美徳は失われ、アメリカ合衆国のような混沌が出現する。そのころにはもう日本は中国の一部になっているかも知れない。いや、アメリカ合衆国もヨーロッパも滅びて世界の覇権を中国が握ってるかも知れない。世界はやがて中国によって統一されるのだ。

 これからも暴発型犯罪は増えていくだろう。彼らがなぜ暴発するのか。それは自分の将来だけではなく。日本の将来にもまた希望が見いだせないからである。なんの希望も語れないままに政治家は選挙に勝つことだけを考え、官僚は既得権益の確保にだけご執心でみんな自分のことだけしか考えていない。そんな情けない国でオレは暮らしているのである。金もなく、権力もないオレはこうして書くことで訴えるしかないのである。

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06月24日(木)
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