ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■古墳をぶっつぶした男
記事の写真を見ると古墳が削られて無惨な状態になっている。これを見て思い出すのは京都の一条山である。一条山は通称「モヒカン山」と呼ばれ、京都の環境破壊の象徴的な存在の山である。こんな無惨なことを平気で行う神経は、ゴルフ場開発で里山をぶっつぶして農薬をぶちこむ感覚と共通するモノである。自然環境や景観なんかどうでもいいと思ってるからこういうことが可能なのだ。
今はゴルフ場はどこも経営が厳しい。いっそみんなつぶれてそのまま放置されて山林に戻ってしまえとオレは思ってるのだが、ゴルフ場側もどうやら韓国や中国の観光客にターゲットをしぼってきたようでもしかしたら将来は業績回復するかも知れない。茨城空港に上海から格安航空会社の定期便が就航するそうだが、それが中国からのゴルフツアーを呼び込むことになったらいやだなあとオレは憂えている。もしも将来にゴルフ場開発のブームがまた起きたら、わずかに残った里山も破壊されるのは必定だからだ。
破壊された里山はもう元には戻せないし、遺跡も同様だ。遺跡の保護に対して熱心なはずの奈良県でさえも、遺跡の真上に万葉ミュージアムなどという愚にもつかないハコ物を建てて、そこでロック風の万葉集とかを聴かせてくれるのだ。物理的に破壊するだけではなくて精神的にもとどめを刺してるのである。ここまで文化を破壊されるとオレはもうあきれるしかないのである。
ゴルフ場拡張のために古墳をぶっつぶした男に対して下される罰は、もしかしたら罰金50万円くらいの軽いモノかも知れない。原状回復命令が出て、その工事に出費がありそうだが、ゴルフ場側が「そんなゼニはない」と突っぱねたらもうどうしようもない。税金で復旧工事するわけにもいかずそのまま放置されるのだろう。すでに削られた斜面には植物の種を蒔いたマットが置かれているという。情けない話である。遺跡を平気でぶっつぶせる日本人には観光立国なんて口にする資格はない。一罰百戒ということで、このゴルフ場の経営責任者に実刑判決、ゴルフ場は廃業させて山林に戻すなんて厳しいペナルティが科されるならばオレも納得するのだが、世界一刑罰の軽い日本ではそういうまともな罰が与えられることはありえないのである。
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06月08日(火)
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