ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18853527hit]

■いまさら海を埋め立てて基地の施設なんて・・・
 基地がなかったら産業のない沖縄は困ると考えてる方も多いようだが、オレはそうは思わない。中国から日本への個人旅行がこれから拡大していけば、中国にもっとも近い沖縄には大量の観光客がやってくることは確実である。

 かつて日本の基幹産業であった自動車や家電などの製造業で日本が繁栄する時代はもう終わったとオレは思っている。これからの日本は中国という巨大市場を相手にしてどう生き残っていくかである。もしも年間にのべ1億人の観光客が日本に来ることになれば、沖縄にその1割の1000万人の観光客が来ればどれだけの経済効果が発生するだろうか。1000万人が一人10万円ずつ使うならそれだけで1兆円の経済効果である。観光地の飲食店や土産物屋は基本的にぼったくりが多い。利益率の高い観光産業にそれだけのゼニが落ちるなら沖縄は一気に繁栄できるはずである。しかもこの経済効果は一時的なものではなくて今後ずっと発生するのだ。つまり永遠の繁栄が約束されたようなものである。

 外交とはだまし合いである。鳩山首相が自民党政権と違って中国・韓国寄りとアメリカから思われてるのならば、それを駆け引きに使えばよかったのだ。「日米安保条約を見直すことも考えている」「アメリカではなくて中国と軍事同盟を結ぶ可能性も視野に入れて・・・」などとちらつかせればどうだっただろうか。中国に対して「台湾の独立を保証するなら軍事同盟を結ぶ用意がある」などと提案すればアメリカは仰天したはずだ。もっとも中国が台湾の独立を承認するはずなどないが。

 戦争の時代も、巨大開発の時代ももう終わりを告げたのである。日本はこれから人口がどんどん減っていく。もはや製造業に引っ張られていたかつての繁栄を取り戻すことは無理だ。減少した内需を補う唯一の方法が観光客にどんどんゼニを落としてもらうことである。そうした時代の流れの変化を理解して、未来を先取りしながら対応していくのがすぐれた政治家である。田中角栄は土建屋政治で日本を大きく変えたが、いつまでもそれでやっていけると思った連中は意味のないハコモノや道路やダムで借金を増やすだけだった。十分に豊かになった人々が次に何を求めるのか。我々はこれからどんな社会を目指すべきなのか。「コンクリートから人へ」というのは明確なスローガンだったはずだ。それをなぜ鳩山首相は捨てたのか。オレはそれが残念でならないのだ。

↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。←1位を目指しています! m(_ _)m      週刊アクセス庵もよろしく。   投票博物館

05月23日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る