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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■トヨタ叩きの意図はどこにあるのか?
この女性の証言にはいくつか重要なことが抜け落ちている。レクサスにはクルーズコントロールが搭載されているが、彼女はそれをうっかり時速100マイル(時速160q)に設定してしまったのである。だから加速するのは自然なことであり、不可解な急加速などではない。正常な動作である。自分がクルーズコントロールを誤操作して、その結果急加速したのに「不可解な急加速」と主張するのは馬鹿げている。それは間違いなく自己責任じゃないのか。それ以上に加速しなかったのは、クルーズコントロールが正常に働いていたからである。時速100マイルの定速走行状態である。
さて、自分の誤操作で速度が上がってしまったのに、この女性は勝手に急加速したと思って頭の中がパニックになった。そこですべきことは、落ち着いてクルーズコントロールを解除することである。女性の弱い力でサイドブレーキを掛けてもそれだけの速度が出ていると止まらない。緩くしか効いていない場合、サイドブレーキを掛けたままでもクルマは発進可能である。だから時速160qがそんな方法で停まらないのも道理である。
さて、この後に彼女の証言の二つめの嘘がある。それは「ギアをバックに入れた」である。そもそも高速走行中にATのセレクターをバックに入れることなど可能なのだろうか?もしもできるなら教えて欲しいのである。そんなことが可能なクルマが存在するのか。MT車なら前進中にいきなりバックギアに入れることは可能かも知れないが、その時はクラッチが悲鳴を上げるだろう。そんな危険なことをオレは一度も試してみたことがないのでわからないのだが。
ここでバックに入れたというのは間違いで、正しくはN(ニュートラル)にしたのだろう。それなら高速走行中にでも操作可能である。その結果クルーズコントロールが解除され、クルマは徐々に減速した。ただそれだけのことである。それが「神の力が介在」とは笑わせる。この思い込みの激しさにはあきれかえるのだ。この訴えに対してトヨタ側がまともに取り合わなかったのもよくわかる。明らかに操作ミスだからだ。
時速160qで走ってるのに電話を掛けていられるというレクサスの高速安定性は実にすばらしいとオレは思うのである。夫に電話で助けを求めたという部分である。普通そんな状況で電話を掛ける余裕などあるのかとオレは不審に思うのだ。
それにしてもクルーズコントロールを誤設定していきなり160qまで加速したり、N(ニュートラル)に入れたATセレクタをバックに入れたと思いこんでいたり、この女性はかなり運転が下手くそな気がしてならないのである。
こんな茶番まで用意してトヨタ叩きをする真意はどこにあるのだろうか。それはもちろん。GMやフォードというアメリカ車を売りたいためである。クルマは生活必需品である。だからどこかのメーカーのクルマを最終的には買わないといけない。ここでトヨタをスケープゴートにして叩いておけば、必ずその分だけ他のメーカーのクルマが売れるというわけで、きっとトヨタ叩きをウラで扇動しているのはGMやフォードの関係者であろうとオレは思っているのだ。
こういう動きもある。これで欠陥がデタラメだったら、この証言者は偽証罪で告発されるのか?アサヒコムから引用しよう。
「急加速」証言者のレクサス、米当局が購入 欠陥調査へ 2010年2月28日19時11分
【ワシントン=尾形聡彦】トヨタ自動車を巡る米議会の公聴会で、急加速の経験を涙ながらに語ったロンダ・スミスさんが乗っていたレクサス車を、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が購入した。同局は26日、車に安全性の欠陥があるのかどうかを徹底的に調べると発表した。
トヨタの大規模リコール(回収・無償修理)を巡る23日の公聴会に証人として出席したスミスさんは、2006年に「レクサスES350」に乗っていた際の急加速の経験を証言。「車は(勝手に)加速を続け、時速100マイル(160キロ)超になってしまった」と当時の恐怖を泣きながら語った。その様子は、米メディアを通じ全米で大きく報道された。
米議員らが公聴会で「スミスさんが乗っていた車を調査すべきだ」と主張していたことから、NHTSAは購入に踏み切ったものとみられる。
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02月26日(金)
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