ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■みなさん、家を買うのをやめませんか?
 マイホームを手に入れることでぼったくり悪徳家主から訣別できたと思ってはいけない。今度はローンを支払う先の銀行がそのぼったくり家主にとって代わっただけのことである。我々が搾取されるという構図は不変なのだ。ではどうすればいいのか。それがオレの提唱する「住宅購入2年待て!」計画なのである。ただ2年間でいい。弱い国民が一致団結して家を買うのを我慢すれば、土地も家も信じられないくらいに安くなる。そして開発した業者も資金を提供した銀行もみんなつぶれてるだろう。

 小作人はほとんどいなくなった。しかし、住宅ローンという新たな小作料を搾取するという形で地主の役割が銀行に移っただけである。ローンの奴隷となってるすべての国民は、戦前に「小作人」と呼ばれた人たちとなんら変わらない。そしてもっと下にはその家すら手に入れられない人々が居る。

 もしもオレがネット上でこの「2年間住宅購入延期のススメ」を声高に主張し、多くの賛同者を得て実際に国民の多くが家を買うことをやめてしまったとしたら、銀行や不動産会社がつぶれまくるだろう。しかしその後にやってくるのは今よりもきっとよい社会のような気がする。不労所得を排除すれば、後に残るのは正当な労働の対価としての収入だけになるからだ。真っ当に身体を動かして働くよりも土地持ちで家賃収入なんかをもらってる方がはるかに実入りがいいという世の中の不条理を無くしたいのならば、家なんか買わないことだ。

 かつて家にはお母さんがいた。遊びに行った先のどこの家でもお母さんが家にいた。共働きなんて家はほとんどなく、主婦は家で子どもの世話をしているものだった。ではなぜ共働きしなければならなくなったのか。それは家賃が高騰し、住宅ローンを背負わされて夫一人の収入ではやっていけなくなったからである。江戸時代の女性たちは夫一人の収入でちゃんと食べていけるものだった。子どもたちからお母さんを奪って幸せな家庭を破壊していった戦後の歴史は、国家の間違った住宅政策のもたらしたものである。

参考文献
居住の貧困 (岩波新書)
格差社会の居住貧困―住宅白書〈2009‐2010〉
住宅貧乏物語 (岩波新書 黄版 77)


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12月01日(火)
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