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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■ぼったくり更新料を撲滅せよ!
 いい物件があればすぐにでも出て行きたいのに、更新料を払ってしまったから2年間は動けないなんて話も聞くし、更新料を払ったばかりなのに事情があって引っ越すことになってもちろん更新料は戻ってこなかったという話も聞く。携帯電話なら2年契約で基本料金が安くなったりするが、家賃の場合はそんなサービスもない。(更新料付きのコースは家賃が月々お安くなりますという物件はどこかにあるのだろうか?)

 記事に出てくる家主の強欲ぶりは本当にひどい。入居したのが2006年の4月であり、更新料を2008年の1月に徴収しているということは、入居してから2年も経ってない。つまりそのマンションは1月に居住していれば更新料2ヶ月分をぼった来るという仕組みなんだろうか?そして2008年5月に退去だから入居後わずか2年と一ヶ月である。そんな期間しか住んでいないのに、敷金の35万はほとんど戻ってこないなんてそんなひどい話があるか。

 記事の男性が実際に支払ったゼニの総額を計算してみると、入居期間の25ヶ月に保証金と更新料が加わるから58000×25+350000+116000=1916000円である。これを25ヶ月で割れば76640円となる。家賃58000円と言いながら実質の家賃はその32%増しだったのである。こんなひどい話があってもいいのか。そしてこのぼったくり家主は、そうやってぼったくりまくったゼニをちゃんと所得として申告してるのか。月々の家賃以外に受け取ったゼニもすべてちゃんと収入として計算してるのかという疑問を抱くのだ。税務署はちゃんと仕事してるのか?こういう強欲家主のことだからどうせ税金もごまかしてるに決まってるぜ。

 どうせならサラ金の過払い訴訟のように、「更新料は無効だからこれまでに受け取った分も返せ!」という画期的な判決を出してやって、日本中の強欲家主を震え上がらせてやれ。価格破壊がどんどん進んで、今のぼったくり無法状態から適正家賃にまで値下がりするならばきっと貧困にあえぐ多くの方たちが救われるのである。

 こんなに空き家が増えたのになぜ家主たちは平気なのか、値下げ合戦ははじまらないのか。それは十分にぼったくりで稼いでるから多少入居率が下がっても平気なのだ。入居率100%で家賃が5万よりも、入居率が50%で家賃10万の方がいいと思ってるのが家主たちの考えなのである。そういうわけで高止まりした家賃が下がってこないのだ。

 大量の空き家を減らすためにはどうすればいいのか。過去に支払った更新料を返還させるという判決を裁判所がじゃんじゃん出せばいいのである。強欲家主たちはパニックになり、返還するゼニがないために所有する賃貸物件を手放す連中が続出するだろう。そして淘汰が進んでぼったくり家主が滅亡すれば、価格破壊の後には自由競争が訪れるとオレは予想するのである。

 河内松原の駅前にある商業施設にはURの賃貸マンションが併設されている。そこは周辺の賃貸住宅の家賃に比べて驚くべき高価格のまま放置されている。同じ棟には分譲の物件もあるが、そっちは値下がりして1000万円程度で取引されている。しかしうっかりそこに賃貸で入居すれば家賃は14万円ほどかかるのである。年間168万円、家賃6年分貯めればそのマンションが中古で買えてしまうのだ。いかに家賃相場がぼったくりであるかよくわかる実例である。(そんな高額ぼったくり家賃を設定するURもクソだとオレは思ってるのだが。)もしもその物件を1000万円で購入して、家賃をURの半額の月7万で賃貸に出せば、年8.4%の利回りで回転させられるのだ。年利回り3.5%のゼニで住宅ローンを組んで買ったとしても4.9%分の差額分はもうかるのである。

 この更新料という悪弊を撲滅し、家主たちが不当に得てきた高収入をはき出させて庶民に低廉な家賃で入居できる住宅を提供することは現代の貧困問題の解決のために大変重要である。住宅政策は国家の根幹である。来たるべき民主党政権にはこの更新料ぼったくり問題に関してぜひとも取り上げて欲しい。

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07月25日(土)
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