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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■オレが馬鹿どもに真の景気対策を教えてやるぜ!
なぜ子どもの数が少ないのか。たくさんの子どもを育てるだけのゼニがないからである。教育費にゼニがかかりすぎるから、もしも子どもが3人居て、3人とも私立大学に通うなんてことになればよほど高収入の親でない限りとても生活が立ちゆかない。それで子どもの数を一人とか二人に絞るのである。少ない教育資源を集中させるためにそうなるのだ。もちろんそれはさまざまな悲劇にもつながる。その子どもに素質がない場合でも親は学習塾に通わせ、私立中学校に入れて高学歴を身につけさせようとする。子どもが大勢いればその中で賢い子に資源を集中すればいいのだが、一人っ子の場合ははずれであることは許されないのである。そういうわけで素質のない子どもに過重なストレスを与えて勉強をさせるという悲劇も起きるのだ。なんとも残酷な話である。
教育にゼニが掛からないようにすること、ゼニを出して子育てを支援すること、この2点だけでも大きな少子化対策になる。そして後は兄弟姉妹の数を増やせるような努力である。一人っ子と違って兄弟姉妹が存在するということはそこでいろんな衝突によるストレスを経験することにつながる。それが成長につながるのだ。不登校の生徒が増えている背景には兄弟姉妹の数が減っているということもある。これまで1人か2人だった子どもの数が4、5人が当たり前ということになれば子どもは家族の中でまず集団生活を学び、我慢する精神や協調することの大切さを知るのだ。
児童手当は第三子以降は年に100万円とかいうふうに思い切って振る舞う。パートに出て100万円の収入を得るよりも、第三子を育てて年に100万円の給付を受けた方が得だと主婦たちに思わせるのである。専業主婦が増えてパートに出る人が減れば、不足分を補うためにそれだけ新たな雇用の機会が生まれる。小売業にも補助金を出して正社員比率を高めてもらえばいい。「このままだったら住宅ローンが払えないわ。そうだ!子どもをもう一人作れば100万円入ってくるからそれで不足分を払おう!」なんて親たちがいてもいいのである。収入増加のための子作りである。
もちろん「産みたくても産めない女性もいる」などとほざく連中も出てくるだろう。この制度を実子だけではなくて養子にも拡大すればいいのである。仙台の菊田医師が中絶される運命の胎児の命を救おうとして「実子特例法」の制定を訴えたことがあったが、0歳児を養子として迎えた場合にもこの制度を適用すればいい。不妊などの理由で子どもを持てない人でもこの制度による児童手当の給付を受けることが可能にするのだ。若者の無軌道な性行動でできちゃった子どもを中絶するのではなくて、ちゃんと産んでもらってから養子として迎える制度を作ればいい。
大家族になれば大きな家も必要だ。それは必然的に住宅の需要を生み出すことになる。家族全員が乗れるような大きなクルマも必要だろう。世帯人数がどんどん減少していった流れを止めて、逆に昔の大家族に回帰させるような流れを生み出せるかも知れないのだ。
ただ、ろくに子育てをしないでパチンコ屋に入り浸るクソ親にもその給付金が支給されるのは防がないと行けない。訪問監視員を増やし、育児放棄が認められれば即座に給付金の廃止とクソ親から子どもを取り上げて、施設に入れてしまうようにすればいい。クソ親に育てられるよりもはるかに幸せな人生が送れるように面倒見のいい施設を作って、公費で子どもを育てればいいのである。それは国家の子である。中学生や高校生が妊娠・出産してちゃんと子どもを育てられないなどの場合もこういう施設で引き取ればいい。もっともその中高生の家族が責任を持って養育できるのならば家に帰してやればいいと思うが。
将来の人口が増えるということがはっきりしていれば、景気は必ず回復していくし、日本経済も成長拡大路線を取り戻すことになる。今日本中にある空き家もどんどん埋まっていくだろう。みんなが大きな家を建てることを希望するようになれば地価も上昇するだろう。単純なことである。10年後には日本は劇的に変わっていることだろう。
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02月17日(火)
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