ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18676163hit]

■プリンタ買うなら5年保証!
 オレはこのことで日頃罵倒しまくっているCANONという企業を擁護する気は全くない。5年も経たないのに部品がないから修理できないとはふざけるな!と言いたいくらいである。もしもオレがこの同僚の立場ならば、「オレは古いけどこのプリンタが気に入ってるんや。インクもいっぱい買ってるんや。修理できへんのはそっちの勝手な都合やろ。こっちにはこっちの都合があるんや。買ってから5年も経ってないのに部品がないとはどういうことやねん。ふざけるなアホんだら。オレが買いすぎたこの古いインク、全部ゼニ返してくれるんか。そっちで買い取ってくれるんか!」と毒づくだろう。

おそらくCANONとしては「新品のプリンタがもらえるのだから、文句を言う客はいないだろう」とたかをくくってるはずだ。そしてオレのようなへそまがりの客はきわめて少ないような気がする。鉄の斧が金の斧や銀の斧になって戻ってきたときに、「いや、オレの鉄の斧を返してくれ!」と言えるオレのような正直者は少ないのである。みんな金の斧を単純に喜ぶのである。

 しかし、アマゾンで調べてみるとこのキヤノン PIXUS iP4500の売値はたったの13500円なのである。たぶん同僚が5年前にPIXUS 990iを買ったときは2万円以上したはずだ。だったらそんな安物で間に合わせてきたことに対して抗議すべきではないのか。オレはそんなひねくれたことを考えてしまったのである。

 この代替品のプリンタの代金はCANONと上新のどっちが負担してるのだろうか。追加料金を払って保証してもらったということは、上新が負担しているはずだ。だとするともしかしたら修理不可能なのではなくて、修理費が1万円以上するのでそれよりも安い仕入れ値のプリンタを提供した方が安上がりであるということなのかも知れない。ということなら部品がないわけではなく、それは上新側のただの言い訳だったということになる。そのあたりの真相は上新の中の人にしかわからない。

 ただ、結論を言うなら「入っていてよかった5年保証!」ということなのである。わずかな金額を支払って5年保証に入っておいた結果として、新品のプリンタが手に入ってしばらくは安心して印刷できるということなのだから。

 オレが聞きそびれたのはその同僚が前のプリンタ用のインクカートリッジをまだ持っていたのかということだった。もしも買い置きで何個か持っていたのなら、当然その買い取りを要求するべきであり、買い取ってくれないのなら新しいプリンタに対応したインクカートリッジに無償交換すべきだろう。そんなせこいことを考えるのはオレのようなケチな人間だけで、普通はそんなことにはこだわらないものなんだろうか。しかし、プリンタの価格に比較してインクカートリッジは死ぬほど高い。PIXUS 990iに対応している6色マルチパックのカートリッジはアマゾンで4200円もしてるのだ。もしもすでに買っていればその分のゼニをオレは絶対に要求するだろう。そんな高いインクを無駄にしたくないのである。

 オレは代替機として同僚がもらったというキヤノン PIXUS iP4500のインクの価格も調べてみた。するとアマゾンで4445円で売られていることがわかった。しかし、もうひとつ別のこともわかった。それはPIXUS 990iのインクカートリッジが6色なのにキヤノン PIXUS iP4500のインクカートリッジが4色であったということだ。これはどういうことか。

 6色のカートリッジを使用するプリンタの方が、4色のカートリッジを使用するプリンタよりも高級品のはずである。だったらCANONは新品交換という形を装いつつ、同等品ではなくて下位機種との交換でごまかしたのではないか。もしもそうであるならなんと卑怯なやり方であろうか。やはり便所野郎が率いる企業だけあってやることが姑息である。しかしその姑息なことをしてるのは上新電機の方かも知れない。上新が新品交換のコストを下げるためにグレードが下の製品を代替機として出した可能性も捨てきれないのだ。この場合、上新のつけた+4年保証であるだけにその可能性も高い。ただ現時点ではその対応がCANON側の指示によるものか上新の対応なのかはわからない。


[5]続きを読む

09月28日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る