ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■インサイダー情報で儲けたのはいったい誰だ?
 さて、ジョイント・コーポレーションが救済されるというニュースは今日の15:30に発表されたのだが、株価はその前に動き出している。9月4日の出来高が1700万株以上もあったということは、その日に大量にこの株を取得した誰かがいた可能性が高いのである。値上がりして150円になるまでじゃんじゃん買いあさった誰かが存在するのである。それはこのオリックス支援というインサイダー情報を知り得た人物ではないのか。もしも平均価格120円で500万株買い占めて、それを240円で売り抜けるなら6億円の利益を出すことができる。少なくとも倒産懸念の出ている株を大量に買えるということは、よほど確実な情報を得ていたからではなかったのか。オレは今回、オリックスやジョイント・コーポレーションの関係者に近い人物が、大量の取引をしているはずだと確信している。これはインサイダー取引ではないのかと。

 もしも秘密が厳重に守られていたなら、株価はこの支援の発表までは動かなかったはずである。ところが5日前からの動きが実に不自然なのである。もしかしたら3日に大量の売り物が出てストップ安になったところから仕組まれていたのではなかったか。あの日に個人投資家に投げさせるために大量の株を売却してストップ安を演出し、翌日も投げ売りが続くことを見越して安値で拾い集めて、この発表で値上がりしてから売り抜けるということを企んでいるのではないか。

 もしも東証に自浄機能があるならば、今回の不審な値動きの謎が解明されるまでジョイント株の売買を停止して、インサイダー情報で大儲けをたくらんだ犯人を見つけ出し、その取引をすべて無効にして、事実がすべて解明されるまではジョイントを監理ポストに入れるべきではないのか。オレは強くそう感じるのである。

 この数日のジョイント株の値動きはあまりにも不審な点が多すぎる。個人投資家の投げを誘い、その上発表直前の株価はオリックスの増資によって発行される新株の価格よりも50円も高いのである。もしも支援発表後の株価が増資価格の141円にさや寄せしていくならば、支援の発表を聞いてから買った個人投資家は誰も儲からないことになる。インサイダーたちは巨額の利益を得るチャンスがあるのに、ニュースが発表されてからあわてて買おうとした個人投資家たちは全く儲からない可能性が高いのである。こんなイカサマを許していれば、日本の株式市場から個人投資家はいなくなるのではないか。

 株式市場は公正、公平でないといけないとオレは思っている。そのためにはこのような不審な取引をきちっとチェックして、ルールを守らない悪質な参加者を排除し、きちっと法に則った形で制裁を科すべきであるとオレは思うのだ。ここ数日のジョイント株の値動きを見れば、何者かによる大口の取引があったことは明らかなのである。東証は速やかに調査を行うべきではないのか。そして一刻も早くジョイント株を売買停止すべきではないのかとオレは思うのだ。もしも取引開始までに東証が処分を発表してジョイント株の売買停止を決めれば、インサイダーたちは逃げ場を失うのである。自分たちの買った株を誰かに売りつけることができずに抱え込むしかないのだ。今ここでその株を保有しているということが最大の証拠である。もはや絶対に逃れられないだろう。

 今回のインサイダー情報を使って巨額のゼニを得た連中は、政治家とも深くつながってるのだろう。もしかしたら選挙資金を稼ぐために今回の動きを演出したのかも知れない。オレのこの憶測、どの程度当たってるのだろうか。

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09月09日(火)
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