ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■地上からパチンコ屋を撲滅せよ
 パチンコホールの総売上高約30兆円のうち、粗利率をざっと3割とすれば9兆円の金額が庶民のフトコロからかすめ取られているということになる。パチンコ愛好者を全人口のおよそ10%と見積もった場合、1200万人が1人当たり年間に75万円のゼニを失ってる勘定になる。どれだけこの規模が巨大かわかるだろう。パチンコ屋の粗利分、国民は貧しくなっているのである。このような悪魔の娯楽がもしも消滅すれば、そのゼニは健全な消費に回ることは確実である。おそらくかなり消費支出が増えて景気がよくなるだろう。ギャンブルがこんなに流行してる国家はどうせ健全な国家とは言えないのである。

 国が法律で規制できないのなら、せめて都道府県単位で条例で禁止すればどうか。たとえば大阪府ですべてのパチンコホールの営業を禁止すればどうだろう。オレは結果として府民の生活レベルはかなり向上すると思うのである。パチンコによって豊かになってる人よりもパチンコのせいで貧困に追い込まれてる人の方が多い。夫がパチンコに浪費して家にゼニを入れなくなったために家庭が崩壊して離婚し、母子家庭になって生活保護を受給するようになった世帯はかなりあるはずだ。もしもオレが大阪府知事ならパチンコ禁止条例を打ち出すだろう。その結果として数年後に大阪府の生活保護需給世帯数が減少すればオレの予測は正しかったということになる。

 オレの父の郷里である和泉市の山奥にも突如ゴルフ場の計画が持ち上がった。反対した住民も居たが結果としてゴルフ場は建設され、持ち山や水利権を手放した一部の住民にゼニがばらまかれた。ほどなくして近所に大きなパチンコ屋ができ、住民の多くはそのあぶく銭をパチンコに浪費した。住民がそのゼニを使い果たした頃にはパチンコ屋がつぶれ、ゴルフ場も倒産した。多くの山菜が採れた貴重な里山は、農薬まみれの廃墟と化してしまった。これがその土地だけに発生した特殊な現象であるとはオレは思わない。このようなことは日本全国で起きていたはずである。そして、あぶく銭を効果的に巻き上げてしまうシステムがこのパチンコという産業だったのだ。

 ギャンブルに熱中することは麻薬のようなモノである。その麻薬が国民に対して害をなしてると判断すれば、それを禁止するのが為政者たるものの役目である。公営ギャンブルはまだその収益が国民に還元されているからいいが、パチンコの場合は一部の連中を潤すだけである。玉は商品券と引き替えで換金というシステムを持たなかった韓国でさえも加熱しすぎて国民に悪影響があるからと政治的判断がなされたのだ。交換所で現金にできる日本の方がはるかに悪影響が大きい。そして、これがなぜ非合法ではないのか。現在のパチンコ屋の換金システムは、法律をきちっと運用すればすべて違法ではないのか。日本では本来公営以外のギャンブルはすべて禁止ではなかったか。なぜこの違法状態を日本の警察や政治家たちは放置してきたのか。

 パチンコが娯楽として生き残りたいのなら、投資金額を今の1/10くらいの規模にして遊べるようにして、現金と交換できる交換所を認めず、景品との交換に絞らせることである。それだけでも市場規模は一気に縮小して、依存症の人は減り、パチンコ故の貧困スパイラルも解消するだろう。ただ、オレはそんな中途半端なことはせず、韓国のように期限を決めて完全廃止という手段がベストだと思うのである。パチンコをしていた時間がヒマになるのならプレイステーションやWiiをすればいいわけだし、どうしてもギャンブルをしたいのなら株式投資をすればいいのである。ネットで地方の競馬や競輪に投資できるような仕組みももっと普及させればいいのだ。人々がパチンコに費やしているゼニと時間は本来もっとまともなことに使える時間である。


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01月07日(月)
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