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ママ子のひとりごと
by ママ子
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■気持ちは氷点下
月曜 午前10時30分のこと

「おい 10時に出掛けるぞ」と夫の声が布団の中から聞こえる

目覚まし時計を見ると10時からは既に30分が過ぎている

いったいなんのこっちゃ? 出掛けるって何処へ?

そもそも私は明け方6時近くに寝て(夜中に自分の時間を楽しむ)

その3時間後に一度起きて2匹のワンコのご飯とおしっこやウンチをさせ

その後はお昼までぐっすり寝て最後の休日を堪能しようと目論んでいたのに。。。。



性懲りもなく 夫はどうしても「アリオ」に行きたいと言うので

またもや豪雪地帯と化した札幌へ向かう

国道12号を南下するにつれて 道路脇の雪山は高さを増し 江別あたりは吹雪であった

カーラジオの交通情報では昨日のルートであった石狩・篠路あたりは酷い吹雪だとか

なんだってこんな悪天候の日に出掛けたがるんだか よ〜わからん

が 駐車場までの長い渋滞を根気よく待ちアリオに到着すると

そこには なんだって道路事情の悪い日にこんなにワラワラと人が集まってるんだか

目眩がしそうなくらい広い店舗に 人 人 ひと

きっとこの人たちは除雪の必要のない北空知あたりから集まってるんだろな(自分たち含)



アリオアリオと騒いでいた夫だが 店舗がありすぎて逆に何処にも入りたい所がなく

結局 食べ物屋にしか目が行かない 食べてウロウロしてトイレへ行ってイスで休んで

ゲーセンを覗いて また何か食べたいと言いだし。。。。子供と歩いてるようなもの



そして極めつけは 「アイスクリームが食べたいな」と言うので アイス屋へ向かう

そこは大変盛況らしく店の前には人があふれていた かなり並ばないと買えないようなので

別の物にしたら?と言っても ここのアイスが食べたいと夫はダダを捏ねるので

最後尾に並ぶため 列の後ろに移動する と夫が 「ちがう あっちだべ」と呼ぶのでそっちへ

しかし どうも人がスカスカで変である 向こうに並んでるのが本当じゃないの?と言うと

「向こうは出来上がりを待ってる人だ ここだ ここに並べ ほら早く」と言われるがままに並び

二人目で順番がきた その時 少し離れた後ろから

「ちょっと すみません」 と言われたような。。。

後ろを振り返ると ベビーカーを押した人が居て 私に言ったのだろうかと思いつつも

前からは「ご注文は?」と言われ慌てて注文をし会計を済ませ 番号札を貰う

その時 レジのお姉さんから大ぶりな手招きで「こちら側でお待ち下さい」と促される

その大ぶりさが何か不自然に思いつつ後ろを振り返ると

そこには 恐ろしいほど沢山の規則正しく並んだ好奇と軽蔑が入り交じった冷たい視線があった



やられた! 騙された! 



さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと 血の気が引く







並ぶという行為に 私は非常に要領が悪く かなりトロイ

最後尾に並んでも 自分の前に後から来た人が何人も並んでいく程だ

それでも律儀にそのままで順番を待つという正攻法な人間をずっとやって来たのに

ここに来てこのような激しい横入りを自分がするなど 夢にも思わぬ事



ごめんなさい ごめんなさい  すみません 



死んでお詫び致します

と言うぐらい 死にたい気分 ←現実逃避しか思い浮かばない



と言うか よくも平気で私にこんな事をさせたものだと 夫に抗議すると

ヘラヘラと笑いながら 「そうかぁ?大したことないべ」とまったく反省の欠片も見えない

その態度が余計に腹立たしく 更に激しく抗議する

いや これぐらいしなきゃ 夫には堪えないのだ

つーか 泣いてもっと抗議すれば良かったと 今も思う



それでなくてもこの時期 冬は鬱気味になりがちで ←こう云う人多いと思う


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