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サッカー観戦日記
by T.K.
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■奈良県1部リーグ 奈良育英−香芝 五條−橿原 天理−奈良クラブ
奈良県は高体連が奈良育英と一条の二強体制を2010年に香芝が崩して以来、戦国時代になるかと思ったら、近年は再び奈良育英の一強になりつつあるのが現状だ。奈良育英・一条ともに勝利への最短距離を追求するタイプで、必ずしも育成だとかビルドアップに強い関心を払っていなかった。一方で第二集団はスタイルにこだわりがあるところが多く、ショートパスをつなぐ香芝やドリブルにこだわる五條、県立高ながら元Jリーガーの古田先生がキーパーからのビルドアップをはじめ、畝傍もやはり元Jリーガーの谷口先生があらゆる手を使って勝つチームからビルドアップ派に転向するなど、むしろ二番手グループに個性がある。しかし力がやや足りず、前述の二強は奈良県の優秀な中学生を惹きつける魅力に欠け、結果として輸出大国になってしまい、奈良県の代表校は全国制覇など全く見えず、全国での現実的な目標は「一勝」になっている。
でそんな中、奈良クラブがJリーグに加盟して、奈良県の選手に実際に生観戦するお手本ができた。観ることなしに成長は難しい。さらにユースチームが台頭し、昨年度はU−16選手権で奈良県を制した。奈良クラブユースは初公式戦には観に行ったが、以来Aチームは観てなかった。で、奈良県1部リーグに昇格したので観に行こうと思った次第である。

高校生は普段リーグ戦を行っている。奈良県1部リーグは奈良県最強の10チームによるリーグ戦である。高体連のトーナメントで奈良県の代表校になるところも99パーセントは1部リーグからのはずだ。


奈良県1部リーグ
奈良育英高校−香芝高校
4月20日 14時 奈良県フットボールセンターA 人工芝 曇



奈良育英
十一十番
五番六番二十七番
八番十八四番十三

香芝
十一八番
誰々十番誰々九番
四番誰々五番三番

前半飲水タイムに奈良育英4アウト17イン。5が左サイドバック8がボランチ20左ハーフに。香芝は引いている。センターフォワード11は競り勝てるが、今年もFWの能力を生かして勝ちたいところ。
奈良育英は相変わらず能力の高いボランチ6が組み立て展開しトップ下にも上がりフィニッシュも狙う。トップの10は体の強いレフティのトップ脇。
11の左クロスを中で決めて奈良育英先制。さらに10の左足右コーナーに中でだれか触り2−0。3点目を見逃したあと、右パスを10が決めて4−0。前半は4−0。一方的に奈良育英が支配して香芝としては打つ手がないが、ならば6を徹底マークするとか、工夫が見たかった。力の差があるのは事実だが。
後半香芝はPKで1点返したが6−1と奈良育英の完勝だった。


奈良県1部リーグ
五條高校−橿原高校
4月20日 16時15分 奈良県フットボールセンターA 人工芝 曇

五條
七番十一
六三八番十五八十
二十四九四番六四

橿原
七番
十四
二三十一六番九番
五番四番二番三番

近年橿原市付近が強い。ポリベニル橿原(現飛鳥FC)のゲームに結構客が入っていたり、畝傍高校だったり。でその一翼を担う橿原高校は縦に早いチーム。対する
五條はドリブルチームなのだが、前任の方が亡くなって、監督が代わってから敵陣にボールを運ぶノウハウが失われ、カウンターから突破力を生かし、守備では対人の強さを生かす、古き良きイタリアのカウンターサッカーになっている。対する橿原はシンプルに前へ運ぶ。23には突破力がある。前半橿原が右コーナーから先制したが人の陰で見えず。後半23が右で鮮やかな突破で倒されPK。これを自ら決めて0−2。五條も追撃したが1−2で橿原が勝利した。互角の勝負。


奈良県1部リーグ
天理高校−奈良クラブユース
4月20日 18時半 奈良県フットボールセンターA 人工芝 ナイトマッチ


天理
四二四番
誰々誰々五番三五
誰々三四四一三番
三十

奈良クラブユース
十一九番誰々
十三八番
十五
三番四番十八誰々



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04月20日(土)
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