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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンスリーグ中国 岡山学芸館−瀬戸内 岡山−広島B
今季二回目のプリンスリーグ中国。当初は岡山学芸館瀬戸内グラウンド開催と記憶していて、その後新倉敷にオープンした作陽学園グラウンドだと予定を訂正した。作陽グラウンドは移転直後なので行きたかった。学校法人が生命線をかけて?作った施設のはずだ。それに帰りには倉敷観光もしたいし。が、大きな勘違い、つまり一週違いで、会場はやはりあくまで岡山学芸館瀬戸内グラウンドだった。春にも来たし、通算5回目くらいの会場だ。

プリンスリーグ中国からプレミアプレーオフへは3枠。上位につけているサンフレッチェ広島ユースのBチームには出場資格がないから、4位まで可能性がある。岡山学芸館は昨冬の高校選手権全国制覇校で、プリンスリーグでもファジアーノ岡山ユースと優勝争いしている。



プリンスリーグ中国
岡山学芸館−瀬戸内
10月7日 11時 岡山学芸館瀬戸内グラウンド 人工芝 晴


岡山学芸館

九番十五
七番二番八番十一
二九四番五番三番
一番

瀬戸内
二十
十番二七
四番八番十三二五
二二六番五番
二一


キックオフ前に岡山学芸館が自陣で全員一斉にジャンプしている。

岡山学芸館、センターフォワード9番は春先にはレノファ山口のセンターバックに歯が立たず15分で交代させられていたが、この日は体を入れたプレイが光り、ポストプレーで生きていた。そして小型の15番が飛び出す形。 ボランチコンビは2番が下がり目でバランスをとる。そして身体がやや大きい8番が上がり目でボールを運ぶ役割。 左ハーフの7番はセットプレーのキッカー。右の11番はいまいち突破力はないが、タメを作る。センターバックのうち5番がキャプテンで。基本的にはボランチに預ける。4番はカバーリング主体に相手のセンターフォワードを見る。ただ、技術的にはやや落ちるか?あと岡山学芸館のセンターバックコンビは上背がない。両サイドバッグはガンガン上がるスタイル。ゴールキーパー平塚仁は素早いパントキックと正確なフィードが持ち味。
対する瀬戸内はまず目につくのがセンターフォワード20番で。上背があり、空中戦に勝てる上に変則的な動きでトリッキーなプレーを連発する。つっかけるプレーも得意だ。 10番はトップ脇ともシャドーとも言い難い。20番とお互いに生かし合う関係。27番は懸命に走る。ボランチは13番が横にさばき、8番が縦に加速する。両ウイングバックはどんどんクロスを入れるが、精度はない。スリーバッグはやや相手に苦戦。体の入れ合いにやや弱い。バックの中央6番は技術的なミスこそ多いながらも、積極性を失わない。瀬戸内は以前はリーグ戦の覇者だった。つまり広島3強のうち広島皆実と広島観音がカップ戦に強く、全国優勝経験があるのに対し。瀬戸内はリーグ戦にめっぽう強いが、カップ戦に弱いという高校だった。このチームは縦に早く、決断が常にしっかりしている。選択肢がシンプルで迷いがない。クオリティや局面での競り合いは圧倒的に岡山学芸館だがなかなか勝負強く、リーグ戦で成績が良いのもよくわかる。立ち上がりは瀬戸内が攻勢に出るが、徐々に岡山学芸館のデュエルのうまさが光り、局地戦で岡山学芸会が優位に立つ。 前半40分。岡山学芸館7番が、左カットインシュート。これをキーパーがはじき、15番が蹴り込む。岡山学芸館先制。岡山学芸館1−0瀬戸内。

ハーフタイムで瀬戸内は27番が19番に代わる。予想された交代。瀬戸内はハーフタイムでバックラインを押し上げ、岡山学芸館9番に起点を作らせない、という意図の戦術変更を行う。 瀬戸内はスリーバックの分、岡山学芸館ツートップのプレスが甘く、ボールを前に運べるのだが、中盤でバランスを保った岡山学芸館がそれ以上進ませず、フィジカルコンタクトに勝る岡山学芸館が安定した守備を見せる。 だが66分、瀬戸内は9番が入れて19番が押し込み。1対1の同点に追いつく。岡山学芸館は11番のロングスロー、セットプレーに工夫を見せるがなかなか勝ち越し点を奪えず、大活躍のセンターフォワード9番も代え。瀬戸内に迫る。そして終了間際、岡山学芸館 27番の落としを11番が突っ込み、倒されてPK。これを決めて2対1で岡山学芸館が勝利した。





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10月07日(土)
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