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サッカー観戦日記
by T.K.
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■J3開幕戦 今治−福島
J2のあまりの観客の多さに悩まされた中、ついにJ3が開幕し、今後は観戦をJ3やJFLにシフトしていこうと思う。まずそのとっかかりとして、新たなJ3の経営モデルを築いている今治を初観戦することにした。手段は大阪南港から東予港に出ているオレンジフェリーという夜行フェリーだ。22時発だが、20時から乗船できる。全席個室。幸いユースホステルのような簡易ベッドですらない。神経質で雑魚寝が苦手な私に合っている。
船室に落ち着くとまずはレストランへ。今治の鯛めしを注文する。1500円。愛媛県では鯛は県魚らしい。養殖だが美味しい。生卵を溶いた出汁で刺身の鯛を食べる。コメは若干少なめで満腹はしなかったが量も適度。そして船内も安い割に豪華で、吹き通しの階がある。
放送により翌日寄る予定の道後温泉への有料シャトルバスの存在を知る。むろん予約。そしてぐっすり寝て(普段から超早起き生活だが)翌朝早起きし、和食で朝食とる。鮭が美味しい。そして東予港に着くとシャトルバスが三台並んでいて、一番後ろの唯一有料の道後温泉行に乗る。高速で半島の内側を抜け松山市内へ。松山市駅・松山駅を経由して、伊予鉄道のダイヤモンドクロス、つまり線路が直角に交差する地点を通る。伊予鉄道は郊外線と路面電車があり、JR松山駅近くで交差するのだ。そして路面電車沿いに走り、道後温泉駅に着く。その前でバスも止まる。道後温泉本館に向かう。皇室専門の風呂があるなど贅沢な作りであるが、入湯するのは予約待ちしなければならず、あいにく入れない。別館を二つ紹介されたが、うち一つも入れず、一つだけ入る。ちなみに松山へは学会で来たことがあり、当然、道後温泉にも以前浸かった。肌がすべすべになるタイプの強アルカリではないが、いい風呂でじっくり使っている間に時間が無くなり、道後温泉駅近くの足湯に浸かる余裕はなくなった。駅から今度は路面電車に乗り、松山駅へ。大街道駅で再びダイヤモンドクロスを味わい、松山駅へ。ダイヤモンドクロスはかつては阪急西宮北口駅にもあったが、神戸本線と交差する今津線が分離され、交差はなくなった。交通量の多い西宮北口駅において両方向の電車の侵入に気を遣うダイヤモンドクロスは不便だ。あと高知の土佐電鉄のはりまや橋にもある。こちらは路面電車同時の交差だ。
松山駅からJRの鈍行に乗り今治駅へ。途中瀬戸内海も見えるがあいにく曇で空と海の境界が分からない。今治に着き、スタジアムへのシャトルバスを駅員さんに聞くが分からないという。駅にも幟とかも立ってないし、大丈夫かというのが最初の感想。西口を少し進んだ銭湯前にシャトルバス乗り場があった。往復のチケット買って観光バスでの運用のシャトルバスの乗り込む。道なりに進み、やや上り坂でイオンモールが左手にあり、右側に曲がり上るとスタジアム。建設中の新スタジアムもある。夢スタの前はスタグルテントで人がいっぱいだった。そして予想以上に人が多い。J3を選んだのは混雑を避けて、という面があるが、観客の絶対数が少なくてもスタジアムも小さいので不安だ。鯛だしラーメンを買い、テーブルで食べて、やはり出汁は美味しい。そしてもう一品とミカンジュースを買い、メインとゴール裏しかないスタジアムのメインに入る。
よく三密というが、大雑把に使われて意味が分かっていない人が多い。「密閉」「密接」「密集」を避けろという意味だ。密閉は分かりやすい。密接とは人と近づいて食事会などおしゃべりをするな、という意味である。この二つは意識すれば回避できる。しかし密集、だいたい1メートル以内に人がいるという状態はどうしようもない。スタンド最上段を選ぶことで、後ろには人が座っていない。がそれでも数えたらざっと6人が1メートル以内にいた。5千人収容の夢スタに2209人入っている。なかなかJ3も厄介だと思った。
今治
近藤高虎 瑙太聖 中川風希
岡山和輝 山田貴文
楠美圭史
上原拓郎 飯泉涼矢 細川淳矢 野口航
滝本晴彦
福島
高橋潤哉
森晃太 新井光
樋口寛規 諸岡裕人 田中 康介
北村椋太 堂鼻起暉 大武峻 雪江悠人
山本海人
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03月13日(日)
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