ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本U−18フットサル選手権準々決勝 作陽高校−エスタボン 浦安−近江高校
京都市体育館は西京極の体育館。少し前までプロバスケ。Bリーグに京都ハンナリーズがネーミングライツでハンナリーズアリーナと名乗っていたが契約が切れた。不況か?コロナ禍で収入減か?エスタボンは大阪府のクラブで関西第一代表。大阪府の快進撃の頃から注目していた。


全日本U−18フットサル選手権準々決勝
作陽高校−エスタボンU−18
7月31日 10時 京都市体育館Bピッチ 180人 主審:藤田悠輔



作陽           エスタボン
第2セット        唯一のセット
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−−−−−足立−−−−− −−−−−中島−−−−−
−−水野−−−−小舟−− −−山本−−−−本長−−
−−−−−松原−−−−− −−−−−陣川−−−−−
−−−−−横田−−−−− −−−−−宮原−−−−−
第1セット
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
−−−−−尾崎−−−−− −−−−−−−−−−−−
−−杉浦−−−−石井−− −−−−−−−−−−−−
−−−−−中田−−−−− −−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−

作陽は次々に交代、ベンチ入りをフルに使った。走るフットサルに引きずり込みたい中、当然の戦略である。



エスタボン
GK 1 宮原優成
FP 5 山本涼 (Cap.)
FP 7 中島圭太
FP 8 本長陽翔
FP 10 陣川凌

FP 15 大橋輝之
FP 18 辰巳侑司郎


作陽高校
GK 2 横田翔
FP 3 中田泰聖
    8   石井利和
FP 13 杉浦颯太
FP 15 尾崎海星

GK 1 井上夢斗
FP 4 水野壮真
FP 6 松原聖々希
FP 9 楠大地 (Cap.)
FP 10 山下聖翔
FP 11 小舟睦人
FP 12 佐野泰規
FP 14 久保龍世
FP 16 足立聖樹





エスタボンは極端に選手層が薄く、基本的に同じメンバーが出続ける。交代自由なフットサルにおいて致命的なことだが、準々決勝まで進出。運動量豊富なフットサルは当然不可能だ。特に凄いのがテクニックとフィジカルを兼ね備えたF中島とI陣川。F中島がガッチリキープし、ターンも鋭い。I陣川は持つと作陽は2メートル離れて観ることしかできない……と思ったら、確かにそういう面はあるが、策でもあったらしい。つまり作陽はエスタボンに人数の少なさを突き、引いて自陣に引きずりこみ、奪ったら蹴ってカウンターに行き、エスタボンを帰陣に走らせ、消耗させる。しかしカウンターのキックは不正確で、むしろ単なるクリアになってしまい、スタミナを奪えなかった。エスタボンはF中島とI陣川がポジションを変え。エイトの動き、パラレラ、ジャグナウと言った動きで次々に引いた作陽陣内でスペースを作り前線で受ける。これに対し、作陽はウェーブの動きを見せる。これは普通、フィクソがアラに預けて内側を上がり同サイドのアラ前方に走り受ける。タッチラインと平行なパスだからパラレラ(平行)である。しかし作陽の意図はアラを中に絞りスペースを空けて外側から走る。ピヴォが逆サイドに動き、エスタボンのフィクソを引き付け、スペースを作るので、大きく動けばエスタボンを消耗させられるという意図か?バルドラール浦安のアドバイスがあったらしい。これを繰り返せば走りっこになり、消耗戦を仕掛けられたのだろうが、如何せんボールを持てなかった。終盤のパワープレーも1点のみの追撃に終わり、4−3でエスタボン勝利。結局エスタボンが走らないフットサルで押し切り準決勝に進んだ。明らかに走れないだけに厳しいし、試合内容も何もかも上手くいかなかった印象だが、それでもフットサル専門チームとして力の差を見せつけた形。

なおF中島とI陣川はU−20フットサル代表だった。層の薄いチームが勝つのは流石としか言いようがない。


公式記録



全日本U−18フットサル選手権準々決勝
バルドラール浦安テルセーロ−近江高校
7月31日 10時 京都市体育館Aピッチ 180人 主審:深堀祐介


浦安           近江高校

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07月31日(土)
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