ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本U−18女子選手権1回戦 浦和−仙台 伊賀−AIC ソルフィオーレ−茨城 INACーノジマ
この大会について軽く説明を。もとは全日本女子ユース選手権と言い、今と同じ新春に行われる高校部活とクラブチームが参加する高校生年代ナンバー1決定戦だった。しかし高校女子サッカーが高体連に加盟し、夏の全国高校総体に参加するようになると、夏に行われていた高校女子選手権が冬に移動し、その関係でこちらの大会がクラブチームだけのものになったというものだ。トップレベルではこちらの方がやや上だが、一方で高校女子サッカー部のBチームをクラブチーム登録してこの大会に出場するケースも見られる。




全日本U−18女子選手権1回戦
浦和レッドダイヤモンズレディースユース−マイナビベガルタ仙台レディースユース
1月3日 11時 堺S2 ピッチ良 晴



浦和           仙台
−−−西尾−−島田−−− −−佐々木−−宗形−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
丹野−井戸−−福田−大西 猪−大曽根−石坂−塚原
島普|中村−−木村−西村 大槻−大焉|経徳−阿部暖
−−−−−福田−−−−− −−−−−阿部ほ−−−−


浦和レッドダイヤモンズレディースユース
監督:楠瀬直木 スタメン全員前所属浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース
GK 1 福田史織 02/06/13 170
DF 3 中村愛実 02/04/29 160
DF 4 木村果奈未 02/11/12 167
DF 8 島阜糾 02/09/30 156
DF 20 西村紀音 03/04/21 163
MF 7 井戸ケイト 02/06/09 157
MF 10 大西若菜 02/09/09 162
MF 11 丹野凜々香   03/07/10 157
MF 14 福田莉子 (Cap.) 02/09/12 148
FW 9 島田芽依 02/05/08 168
FW 19 西尾葉音 03/04/27 169


マイナビベガルタ仙台レディースユース 監督:小川翔平 
前所属記載なしはマイナビベガルタ仙台レディースジュニアユース出身
GK 1 阿部ほのか 03/07/04 161
DF 2 阿部暖実  03/08/20 156 SHRINE.L.FC
DF 5 大熕S   03/07/04 161 SHRINE.L.FC
DF 8 経徳遥香  04/03/03 161
DF 14 大槻桃華  04/08/21 161
MF 6 大曽根由乃 04/07/26 153 スフィーダ世田谷レディース
MF 7 石坂咲樹  03/04/24 162
MF 10 宗形みなみ (Cap.) 03/06/26 165
FW 11 猪結子  04/03/06 155 栃木サッカークラブ レディース
FW 15 塚原花   04/04/12 156 栃木サッカークラブ レディース
FW 17 佐々木未唯 04/07/09 161



立ち上がり、双方パスを繋ぐ。ただデュエルでは明らかに浦和が優る。女子の大会の場合、大抵体重データがプログラムに掲載されない。今大会もそうである。ハリルホジッチさんが代表監督についた時期に定着させたことがデュエルの重要さである。日本代表監督に就任した外国人監督は必ず何らかの哲学を日本サッカー界にもたらす。浦和の場合、2トップが170cmクラスで動けて収まるが、共にアンダー代表ではない。今の日本女子サッカーだとテクニックがあって動ける170cmはいくらでもいる。だからプラスアルファがいる。U−18代表GK@福田は出る判断と足元は確かだった。高さについては仙台の選手に高さもパワーもないので何とも言えない。170cmあって技術が安定しているキーパーなら昔だったらなでしこジャパンまで行ったが、今の日本女子サッカーにはいくらでもいるので、どこまで行けるかは分からないが、才能豊かなのは間違いない。ただ、現在の日本女子サッカーの進化が早すぎて、しっかり固まった物差しがないというのが現状だ。浦和で一番才能を感じるのがボランチ。F井戸は圧倒的な潰しと持ち上がりがある。M福田は小柄ながら戦えてミスがない。高校生を観るときに肝心なのは、代表選手だから特別で、そうでない選手を下に見ることではなく、自分が見てどう感じたか、ということだ。そういう意味では井戸と福田には注目してください。センターバック陣についてはC木村が素晴らしいと思ったが、浦和のトップでやれるかどうかは分からない。大学なら即レギュラーだろうが。


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01月03日(日)
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