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サッカー観戦日記
by T.K.
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■北信越フットボールリーグ 福井−浅間
JFL以上の全国リーグ無し県は47都道府県でたった二つ、福井県と和歌山県だけである。このうち私の認識としては福井県は特にフットボール後進県ではない。福井ユナイテッドはサウルコス福井時代に国体優勝もあるし、JFL昇格に近い。が、なかなか上がれない。現在、北信越フットボールリーグは2強体制だ。福井と長野のアルティスタ浅間である。今年も最終節の直接対決で優勝が決まる。全勝の福井に対し浅間は1引き分けがあり、得失点差でも差があるため、引き分けなら福井の優勝である。会場はテクノポート福井スタジアム。地方には珍しくきっちり税金で作られた球技場で収容人数も多い。ただし交通の便が悪い。公共交通機関ではほぼ行けない。えちぜん鉄道三国駅からタクシーである。福井は丸岡スポーツランドサッカー場もあり、サッカーへの理解の高さは感じる。近くには芦原温泉もあり、帰りに寄った。
北信越フットボールリーグ第7節(最終節)
福井ユナイテッド−アルティスタ浅間
9月27日 13時30分 テクノポート福井スタジアム 13時30分 良芝
福井 浅間
−−−山田−−金村−−− −−伊集院−−岡田−−−
−−−角野−−福田−−− 岡本−−−−−−−喜屋武
木村−−−奥野−−−吉田 −−−長谷−−清水−−−
−−石川−洪−−橋本−− 木村−鈴木−−金澤−加地
−−−−−千葉−−−−− −−−−−吉内−−−−−
福井 監督:寺峰輝
GK 1 千葉奏汰
DF 5 橋本真人
17 洪潤極
18 石川智也
MF 4 吉田旭陽
DF 13 木村健佑
MF 16 福田航太
25 角野翔汰
30 奥野将平
FW 10 山田雄太
39 金村賢志郎
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GK 31 吉内博也
DF 2 長谷澪杜
DF 13 木村太貴
MF 18 加地玄季
DF 20 鈴木雄大
DF 24 金澤卓巳
MF 10 喜屋武聖矢
DF 14 岡本裕樹
MF 23 清水夢希
MF 7 岡田孝徳
FW 22 伊集院雷
福井は実質5バックの中盤3枚でガチガチに守る。しかも浅間も守備のチームに見える。双方守備時は引いて相手にボールを持たせてカウンターを狙いたいチーム同士。これは大勝負あるあるなのか、ゲームプランなのか、今期北信越で星を落とさないためのチームスタイルなのかは分からない。自陣深くで持つと相手の裏目がけてロングボールを蹴りだす。これは渋いゲームになると思ったが、早々のプラン変更になる。11分、福井が裏に出したボールがI山田に渡り、左シュートが決まり1−0。これで2点取らなければならなくなった浅間は慎重に繋ぎ始める。ここから2失点しなければいい福井はますます守る。しかし浅間も守備的で微速前進といった印象である。バランスを崩し追加点を食らうとジ・エンドである。テクニックのあるレフティー喜屋武がタメを作り、遅攻主体でミスのない無難なパスを回すが、シュートにはなかなか行けない。福井も極端にシュートが少なく、ロングカウンター一点張りである。フットボール嫌いの人(多くは野球ファン)は、「サッカーは点が入らない」などと皮肉るが、そういう人は野球を捨ててずっと点の入るアメフトやバスケのようなアメリカ二大プロスポーツには転向しないものである。フットボール好きはこういう渋いゲームが好きなのであり、ロースコアスポーツならではの緊迫感を楽しむものである。福井はロングシュートを放つが、決定機はなく、浅間は自陣に引く福井を崩せず、ほとんどシュートに行けない。タフなゲームに1147人、入場料1000円の観客は固唾をのむ。前半は1−0で終了。お茶を飲む余裕もないゲームだった。観客が飲水タイムで一斉に水を飲むのが印象的だった。
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09月27日(日)
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