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サッカー観戦日記
by T.K.
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■アルティマリーグ 尚志対興國
アルティマリーグとは新型コロナウィルス禍で急きょ開催されたいわばフェスティバルである。技術志向のチームを集め、魅了する。福島の尚志3度の全国ベスト4がある。特に1昨年の高校選手権、昨年の全国高校総体でベスト4だった。アルティマリーグでは前日の第一戦で昨年度の全国高校選手権優勝の静岡学園を3−1で破っている。ただ90分ゲームだったので連戦となるこの日は心配だ。一方興國は全校に出たのは昨年度の全国高校選手権が初めてだが、関西では最もJリーガーを育てている高校だ。大阪のバルサの異名をとる。つまり多くの場合、グアルディオラ式のバルサ時代の偽9番(ファルソ・ヌエヴェ)や偽サイドバック(ファルソ・ラテラウ)を採用し、支配して最後はドリブルを仕掛ける特徴がある。
会場の時の栖は静岡県東部、御殿場近くの箱根北側の総合リゾート施設。普段なら青春18切符で鈍行移動するところだが、この現状ではリスクを考えると新幹線を使う他ない。しかも念のためグリーン車にした。三島駅から無料シャトルバスが出ている。新幹線で三島駅に着いて7分乗り換えは厳しかったが間に合った。会場で温泉に浸かり、ピッチに向かうと観客が案外多い。250人はいるのではないか?これは最後まで観たら帰路に困ると判断する。無料シャトルバスに人は詰め込めないし、1時間に一本のシャトルバスの後のバスだと三島駅11分乗り換えで、それだと遅れるリスクがある。グリーン車だし、逃したくない。
尚志 興國
−−−九番−−十四−−− −−−−−九番−−−−−
−−−−−−−−−−−− 十八−−−十番−−−七番
二四−十二−−二三−八番 −−−四番−−三番−−−
二番−四番−−三八−五番 十一−二三−−五番−二番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
少し前、公式サイトに静学−尚志の公式?記録が出ていたがすぐに消えたので、背番号を確認した尚志の二人だけ。9番は阿部要門、38番がチェイス・アンリだ。チェイス・アンリは日本国籍かは分からないが、普通ファミリーネームのチェイスを先に表記し、パーソナルネームのアンリを後ろに表記する以上、日本国籍を感じさせる。少なくともごく普通に日本語を話せる。まだ2年生だ。
さて立ち上がり、コンディションの差を感じる。つまり尚志がいい。H阿部が別格でポストに入るとガッチリキープし、興國が身体を寄せすぎるとあっさりターンしてかわす。山形内定。別次元の選手だった。J2で即通用するかは分からない。昨年のU−17ワールドカップメンバーじゃないし、やや厳しいだろうが、J3なら即出られると思った。チェイスは圧倒的な高さがある。そして左ハーフの24番は興國右サイドバック2番に対し1対1で有利に立つ。14番も仕掛けられ、2番は左足で丁寧なフィードを見せる。1番は安定感抜群のGK。インサイドも確実な繋ぎを見せる。守備は全体に激しい。興國の対人守備が甘いこともあって一方的に回す。この辺り、興國は対人プレーをあまりできていないのだろう。尚志は次々にシュートを放つが宇宙開発ばかりだ。さて24分、尚志2番が対角線のフィード、右寄りで9番が走り、興國GKが出て身体を入れようとするが甘く、足をねじ込まれ、尚志先制。9番のゴールかと思ったが、記録上は違う。さらに押し込んで、興國がはね返したところをH阿部が中距離から無人のゴールに蹴り込み2−0。さらに左コーナーで体格に劣る興國はマンマークしかないが、ファーに構える㊳チェイスがかなり打点の高いヘッド、DFに当たり決まらず。前半は2−0で終わったが、内容的にそのスコアで終わるゲームではなかった。
後半から尚志は3バックに。↓
尚志
−−−十四−−九番−−− −−−−−−−−−−−−
−−−−−二六−−−−− −−−−−−−−−−−−
二番−二三−−十二−五番 −−−−−−−−−−−−
−−三番−四番−三八−− −−−−−−−−−−−−
−−−−−一番−−−−− −−−−−−−−−−−−
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07月24日(金)
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