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サッカー観戦日記
by T.K.
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■京都府高校新人戦女男決勝 京都精華−向陽 京都橘−京都共栄
サンガスタジアムのこけら落としはプレシーズンマッチの京都対C大阪だ。共産党などの抵抗があったが、ついに京都にもJ1規格のサッカースタジアム(球技場)が出来た。行政が税金の力でサッカースタジアムを建設するのは野球場や陸上競技場を建設するのと同等、あるいはそれ以上に責任があり、公益にかなうことである。野球場や陸上競技場は巨大なスタンドを作っても本来の目的では観客が入らない。入場料収入もない。にもかかわらずいまだに建設の動きがあり、政治の腐敗を感じさせる。全国がまだまだなのは悲しいことであるが、とにかく京都スタジアムは完成した。
コロナウィルスによる新型肺炎の流行で開催が危ぶまれたが、観客はマスク着用、手洗いうがい励行などの注意喚起されて開催された。実際には周知の不徹底でマスクしていない人も多かったが……。
京都府高校新人戦は昨年まで西京極開催だった。それが今年からサンガスタジアムとなった。いくつかポイントを。まずサンガスタジアムだが、プロの試合にのみ使用されるわけではないということが分かった。高校サッカーだと例年西京極は新人戦男女決勝、総体男子京都府予選決勝、選手権男子準決勝・決勝に使用される。それが今年からもしサンガスタジアム開催となると高校生にとって夢がまた一つ広がることになる。新人戦男子準決勝の際、会場が良くなかったことについて、高校生に良い会場を用意できない我々大人の責任という趣旨のことを書いた。だが、サンガスタジアムは我々大人の功績でもある。これからも政治に働きかけて高校生の試合環境を改善していかなければならない。なお京都府の大学生の3決・決勝もサンガスタジアム開催が発表され、極めて公共性が高いスタジアムであることが判明した。高校ラグビーはどうなるのだろう。予選決勝でも西京極を使う必要はなく、小さな宝ヶ池開催だったが、今年からサンガスタジアムを使うのだろうか?大学アメフトは?もちろんサッカーの関西学生リーグは?使用方法について色々夢が広がる。
さてサンガスタジアムの初の公式戦、新人戦女子決勝は例年通り京都精華対向陽である。京都精華は全国高校総体準優勝歴がある技巧派集団。対する向陽はプレッシングに特徴がある。準決勝は京都橘(全国歴あり)にPK戦だったし、向陽は昨年の新人戦のグループリーグで京都精華と引き分けたこともある。差は年々縮まっている。
京都府高校新人戦女子決勝
京都精華学園高校−向陽高校
2月23日 京都スタジアム 10時30分 晴 良芝
京都精華 向陽
−−−−−二二−−−−− −−−十番−−九番−−−
−誰々−−十番−−二十− −−−−−−−−−−−−
−−−十四−−二四−−− 十一−十九−−八番−六番
十八−七番−−十七−十六 七番−十八−−十四−三番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
今年の京都精華はドリブルで相手を複数かわす力はないのか、あるいは向陽のプレッシングが想像以上なのか、とにかくドリブルが少ない。自陣から細かくつなぎ一人くらいなら外して隣りへつなぐ。それだけなら向陽の思うつぼなのだが、時折大きな展開があるのが京都精華の特徴だ。17番から左ハーフに展開したり、7番から20番へ展開したりと一気のサイドチェンジがある。10番も下がってきて左足で大きく展開する。これに対し向陽は8−2のブロックを作り、プレッシングを外されると引いて密集し、京都精華のシュートには行かせない。攻撃は2トップ頼りだが、ポスト得意の9番と仕掛けられる10番は能力が高い。京都精華22番は裏を取りたいタイプなのだろうが、パスコースを寸断され、自ら仕掛ける力もあるが、最後にはカットされる。やはりこのカード、年々差が縮まっている。向陽はサイドハーフに仕掛ける力がなく、タテ一本のカウンターとなっている。12分、京都精華右コーナー、10番の左足に最後バー。14分、京都精華10番が飛び込んで先制。1−0。向陽は右センターバック14番の能力が高いが、後世に晒されて耐えきれなかった。しかし以降18番との連携もよく耐えきる。前半は1−0。
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02月23日(日)
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