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サッカー観戦日記
by T.K.
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■滋賀県1部リーグ 近江−水口東 草津東−玉川
新興私学の場合、得てして学校経営上の必要から厳しく結果を求められがちである。
「育てるサッカー」にはなかなかならない。「勝つサッカー」になるものである。両者は必ずしも矛盾しないとは言われるが、それは優秀なベテラン指導者の話であって、県内で圧倒的なタレントが集まらない新興チームの若い指導者なら、なかなかそうはならない。で、近年強化を始めた彦根の近江高校の場合、5バックのガチガチの守備的サッカーで結果を残し、学校サイドのプレッシャーのきつさを感じさせるスタイルである。今年もホーム側の作戦ボードを見て5バックと思った。しかし実際には試合表記と異なり、水口東がホーム側ベンチなのだった。
滋賀県1部リーグ
近江高校−水口東高校
2月8日 10時 ビッグレイクB 人工芝 晴
近江 水口東
−−−十八−−五七−−− −−−−−六五−−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
二十−三六−−八十−二七 五七−五三−−七六−七二
二九−二八−−五八−三三 四六四七−五五−四八四三
−−−−−一番−−−−− −−−−−二七−−−−−
引いて自陣を固める水口東だが、近江にシンプルに回され続ける。キーマンが18番で、強くはないが、自在にポジションを入れ替えしてボールを引き出し、受ければ巧みに捌き、トリッキーなプレーも含め、起点になる。捕まえにくいのは分かるが、水口東のマークがふわふわしていて、18番を自由にさせては、このレベルでは止まらないと思った。20番は快速で、タテ突破もカットインもあるドリブラー。春には18番が9番を、20番が10番をつけているのではないかなあ?水口東はいくら引いていてもマークが曖昧ではどうにもならない。チームとしての完成度が低く参考にならない。14分、右パスを18番が決め1−0。26分、スルーパスに33が走り込み2−0。バイタルで回し続ける近江に対し、水口東のスタミナ消費も激しく、前半は2−0で終わったが、後半ばてるのは明らかだった。前半は2−0で終了。
後半開始。気迫十分の近江はまず右クロスに20が決めて3−0。48分(後半3分)18番が右シュート、4−0。更に50分、51番が左ポスト際1対1を流し込み5−0と、立ち上がり5分で勝負を決めた。61分には18番が右シュートで6−0。水口東は1トップ65が激しいチャージで近江センターバック陣に何度も勝つなど攻め手がないわけではないが、とにかく連携がなかった。逆に近江は守備陣がやや弱く、強敵相手なら今年も5バックにするのかな?という印象。更に一気に5枚替え。タッチラインに5人並ぶのは壮観だった。81分、近江、誰かが右カットイン左足シュートが左隅に。7−0。結局近江が圧勝した。ただしこのゲームでは力を図るのは難しすぎた。近江は次々にフリーになれるなど、水口東の組織力が低すぎて参考になかった。水口東もこれからだ。
滋賀県1部リーグ
草津東高校−玉川高校
2月8日 12時 ビッグレイクB 人工芝 晴
草津東は全国高校選手権準優勝経験のある名将・小林先生が定年退職されて2年目である。小林先生のチームはトータルで強かったが、もっとも威力があるのはプレッシングからのショートカウンターである。牛場先生になってから昨年は強力なセンターフォワードがいたこともあってポゼッションスタイルだったが、今年が真価を見せる年だろう。
草津東 玉川
−−−九番−−十八−−− −−−四六−−五六−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
十三−八番−−六番−七番 三一−四十−−五七−二六
二三−十一−−二番−二六 四三−七九−−五九−四九
−−−−−一番−−−−− −−−−−二八−−−−−
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02月08日(土)
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