ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体奈良大会準々決勝 香芝−奈良育英 一条−生駒
高校総体奈良大会準々決勝
香芝高校−奈良育英高校
5月19日 10時 奈良県フットボールセンターA 人工芝 晴 強風


香芝           奈良育英
−−−十一−−八番−−− −−−−−七番−−−−−
−−−−−−−−−−−− 十一−十番−−十四−十三
九番−十番−−七番−十三 −−−−−八番−−−−−
五番−十五−−三番−二番 二一−四番−−三番−二番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

双方典型的なカップ戦の戦い方。つまり安全第一で自陣からは徹底的に蹴り中盤での潰し合いが続く。奈良育英1トップ7番は高くなく、強くもなく、裏狙いのフォワード。香芝センターバックコンビも高くはない。双方エースナンバー10番が技術的にもメンタル的にも軸。奈良育英8番は強いボールも蹴れるが基本的には中盤でこぼれ球を拾う。15分、奈良育英、中盤の競り合いから裏に、7番前を向けたが後ろに落とし繋がらず。18分、奈良育英、右コーナーキック8番のこぼれをボレーで上に外すが無理な体勢だった。香芝は徐々にサイドを狙い始める。奈良育英はインサイドに3人置いているのだから、香芝のサイド狙いはセオリー通りではある。27分、奈良育英14番仕掛け右に流れた7番が香芝キーパーを外すが体勢が崩れ右シュートは弱くカバー。31分、香芝、左に展開して9番が豪快に左カットイン、中から左隅に決めて香芝先制。1−0。前半はそのまま。

前半シュート数4(2)対2(1)。決定機は1回ずつ。典型的なノーリスク主義のゲームだった。この展開だと、ミスかセットプレーかスーパープレーで決まる。この場合3つ目で決まった。

ハーフタイム、奈良育英2番→15番。言うまでもなく香芝の9番対策だろう。リーグ戦で観たときも活躍していたが、ここまでスピードがあるとは知らなかった。37分(後半2分)、香芝8番の左パスは11番に届かず。39分、香芝9番またも左カットイン、今度はパスを出しニアで8番左隅に決める。2−0。45分、奈良育英11番の左クロスに13番ヘッドは右に外れる。奈良育英はピッチ幅を使いたい4−1−4−1なのに戦術的に香芝に後れを取っていて、しかもサイドバックが上がれない。15番は守備的な右サイドバックだし。46分、奈良育英13番→20番。48分、香芝11番、左カットインシュートは弱い。決定機。奈良育英も右フリーキック8番のファーでチーム1の長身3番がシュートも上に外れる。この時間帯、香芝は完全にカウンターに切り替え9番はトップ、8番が左ハーフに移る。57分、奈良育英4番、自陣ミスを奪われ倒し警告。故意。そのフリーキック、香芝2番は3番に届かず。61分、香芝11番→14番。63分、香芝8番→19番。68分、香芝、14番から19番へ、ボレーは右に外れる。決定機。70分、香芝7番→20番。奈良育英21番に警告。ラフ。ロスタイム2分、香芝9番、またも豪快な左カットイン、右に回り込んでシュートは辛うじてブロック。決定機。結局香芝が2−0で勝利した。

香芝は持ち味の繋ぐサッカーを捨ててリアリズムに徹し、同じくリアリズムに徹した奈良育英に完勝した。9番がここまでいい選手だとは知らなかった。大学でもやれそうな選手だ。


高校総体奈良大会準々決勝
一条高校−生駒高校
5月19日 13時 奈良県フットボールセンターA 人工芝 晴 強風

一条           生駒
−−−十一−−十番−−− −−−九番−−十一−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
七番−八番−−六番−二番 十六−六番−−十番−七番
二二−四番−−三番−五番 十七−二番−−十八−三番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−


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05月19日(日)
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