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サッカー観戦日記
by T.K.
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■奈良県1部リーグ開幕節 奈良育英−法国 五條−奈良 一条−畝傍 香芝−橿原 大和広陵−生駒
実はこの日はおおさか東線の全線開通日。というわけで新大阪からおおさか東線で南下し、近鉄に乗り換えた。桜井線でフットボールセンターに向かう手もあったが、朝早くておおさか東線の車窓を楽しめないので近鉄経由にした。おおさか東線の先頭車両の一番前は鉄道ファンがぎっしり詰まっていた。


奈良県1部リーグ
奈良育英高校−法隆寺国際高校
3月16日 9時 奈良県フットボールセンター 人工芝 小雨

奈良育英         法隆寺国際
−−−十番−−九番−−− −−−−−四八−−−−−
−−−−−−−−−−−− −三八−−−−−−九四−
十一−六番−−八番−七番 −−−七番−−二六−−−
十七−四番−−二二−二番 四六−四七二番三十−五番
−−−−−一番−−−−− −−−−−五一−−−−−

法隆寺国際は5バックでガッチリ守る体制。奈良育英は左コーナーを11番の右足、右コーナーを8番の右足で担当、7番が快速。9番が明確にエースストライカー。10番も引くことなくストライカーポジションでゴールを狙う。9番がポストになって10番がフリーになろうとする。序盤、法隆寺国際のカウンター狙いがはまる。奈良育英はセンターバックが余裕たっぷりに持って前を向いていても逆サイドハーフが背中を向けているシーンが散見された。一気に振ってスイッチを入れるチャンスなのにボールが欲しくないのか?上間先生が抜けた穴は大きいのか?それでも8番のフリーキックを法隆寺国際キーパーキャッチミス、背中とゴールポストの間にボールが挟まる珍プレー。24分、奈良育英7番が敵陣カット、右シュートに法隆寺国際キーパー止められず。1−0。奪われ方も悪ければ、GKの反応もミスだった。ミスが二つ重なれば失点する。43分、47の50mFKをGK弾き30番蹴り込み法隆寺国際同点。難しいボールだが、これもGKのミス。前半は1−1で終了。
後半4分、奈良育英11番の左クロスを9番ワントラップボレーで2−1に。奈良育英がきっちり崩せたシーンは少ない。不出来なのか、今年のチーム力なのか。いずれにせよディテールが甘く、指導が行き届いていない感がありあり。法隆寺国際は7番と26番のインサイドが強力で奈良育英を中で作らせず攻め気も失わずボールを運び、カウンターで効いている。しかし徐々に奈良育英が時間を進めはじめ、終盤はコーナー付近でキープして逃げ切る。2−1で奈良育英の勝利。

奈良育英は確かに奈良県でもトップクラスなのだろうが、以前ほどトップクラスでもなければ、一条と2強という印象でもない。パスが流れず、サイド攻撃にしてはサイドハーフもサイドバックも大きく開き、距離感が悪いのでサイドバックが追い越せないのだ。サイドハーフの突破力は大したものだが、単調なサイド攻撃では読まれてしまう。今の時代サイドハーフが大きく開くならサイドバックはインナーラップを見せなければ。そしてインサイドで回せないなら後方で大きく回すなりチェンジ・オブ・ペースが無ければ法隆寺国際の守備のリズムを作ってしまう。法隆寺国際はミスから失点したのがもったいなかったが、ゲーム運びを見る限り、偶然のミスというよりある程度ミスするチームのようだ。大事な場面でミスしないことを祈る。自陣深くまで引きずり込んでのロングカウンターは見事だった。個人的には焦土作戦と呼んでいる。ポゼッションが善でカウンターが悪みたいな見方は見当違いで自分と相手の力関係を観ながら長所を押し出し勝機を探るのがサッカーだ。いい戦い方だった。



奈良県1部リーグ
五條高校−奈良高校
3月16日 11時 奈良県フットボールセンター 人工芝 小雨

五條           奈良
−−−十番−−五十−−− −−−四番−−六番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
五五−三八−−五七−十七 四六−二五−−七番−四二
三二−四五−−五一−五八 四五−五番−−四四−四二
−−−−−二一−−−−− −−−−−二十−−−−−


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03月16日(土)
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