ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4381941hit]

■高校女子選手権京都大会準決勝 京都精華−合同チーム 京都橘−向陽
吉祥院グラウンドというJR西大路駅から徒歩圏内の桂川沿いのグラウンドがある。フットボールセンター不足に悩む京都府サッカー協会がお金を出して人工芝化して京都市内第2のフットボールセンターとして改修した。なぜサッカーばかり該当協会が多額の費用を出して、一般スポーツは税金で施設を作ってもらえるんでしょうね?とにかくスタンド付きの比較的観やすい、交通の便のいいフットボールセンターが完成した。今年は高校女子選手権京都大会は準決勝から人工芝である。昨年は決勝すらクレーだったことを考えると、Cえらい違いだ。第1試合は4年前の全国高校総体準優勝校、京都精華対聖母学院と聖カタリナの合同チームだ。正直、試合前から結果は分かっている。それでも勝負はもちろん大差がつこうと楽しめる部分はある。聖母学院は京都の高校女子が低迷していた時期に様々な普及活動で支えてくれていた高校。

高校女子選手権京都大会準決勝
京都精華−合同チーム(聖母学院・聖カタリナ)
9月24日 11時 吉祥院 人工芝 晴


京都精華         合同
−−−十四−−十五−−− −−−十番−−十一−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
十九−十三−−二一−十番 六番−十八−−八番−十五
四番−二二−−十六−十八 二番−四番−−九番−十三
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

京都精華にキャプテンI宮本がいたことに驚いた。U−18フットサル女子代表の活動中のはず。まだ始まっていなかったのか、公式戦のため抜けてきたのか、とにかくぜんったい的なエースを使ってきた。フットサルではピヴォを予想させる身体の強さと巧みなトラップ、そして一気にタテに抜くキレがある。そして21番も上手い。小柄ながら大きなフェイクでマークを外し、判断も素早い。代表でないのは身体の無さだろうか?技術的には完成されている。合同チームはゲーム前、楽しむことと押し上げて相手の自由を奪うことを強調していた。つまり引いて守る意思はないということだ。1分、4番の左シュート、7分、10番の右クロスを4番合わせて2−0。8分、10番突破から決めて3−0。13分、10番カットインから14番。4−0。17分、19番左クロスに21番ヘッド。5−0。19分、13番から19番ヘッド。6−0。23分、右から崩しFWがアウトで流し込む。7−0。33分、19番が決めて8−0。前半は8−0。

京都精華はリラックスもあって決定力が高かった。足先で柔らかく隅に流し込む。FW陣がもう少し決めたかったが、合同チームが押し上げるので、京都精華2列目の飛び出しを捕まえ切れなかった。

後方は多少布陣をいじる。ポイントは21番を左サイドバックにすることで、しかし21番は偽サイドバックに。戦術か、個人のスタイルか、とにかく高校女子サッカー史上初めて観る戦術だ。後半の得点経過については詳細は省く。とにかく合同チーム幅kkyラインを押し上げ、次々に裏を取られ、京都精華はGKの手前で浮かせたループを次々と決める。70分ゲームとは言え、スタミナの限界もあり、18−0まで開くが、そこで合同チームはロングカウンター、10番が前に出た京都精華GKを観てロングループを叩き込み18−1となった。すぐに19−1となったが、20点手前で試合終了した。

京都精華のクラッキたちの技巧を観るのは終始楽しかった。後半は22番がキーパーソンでゲームを作り、タテに速い19番の突破が見事だった。そして2トップの決定力のなかなか。しかし関西レベルだとI宮本がFWになるのでは?と思った。21番と22番で中盤は作れるし、サイドの突破は弱くなるが。




第2試合、京都橘はあまり高校女子が盛んではなかった時期に全国にも出ていた伝統校である。女子校が女子サッカー部を強化する。当時の女子校あるあるだ。その監督は昨年度に退任した。一方の向陽は今や京都ナンバー2。昨年の決勝は京都精華に1−0と健闘している。

高校女子選手権京都大会準決勝
京都橘高校−向陽高校
9月24日 月祝 吉祥院 13時30分 人工芝



京都橘          向陽

[5]続きを読む

09月24日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る