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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生リーグ第1節 関大−京産大 大体大−桃山大
大体大はなぜ負けたのだろう。外し続けたというのは確かにある。失点もミスだった。林は外し続けたが、末吉も浅野も決められなかった。試合運びも落ち着いていて勝ちを焦ってもいなかった。しかし何というか、「自分の責任は果たしてますよ」という雰囲気が各自から流れていて、たとえばサイドバックの思い切った上がりだとか、ボランチがトップを追い越すとか、大胆さに欠けた。この内容なら9割がた勝てたのだろうが、まれに負けることもある内容でもあった。

桃山大は守備陣がイマイチだったが粘り強く食らいつき、2トップも走り続けた。何というか魂の勝利だった。押されていたのに岩崎は絶えずオーバーラップを狙い、中盤も連携してパスコースを潰し続けた。力では落ちるが、「弱者の兵法」というものだ。とは言え現有戦力ではインカレは厳しい。残留争いを今年もするかもしれない。

公式記録

原田雅士主審について。調べたらまだ若い方らしいのだが、レベルが高かった。運動量と展開の予測がよく、すぐ近くで判定していたので、ミスがなく、信頼されていた。ここまでなら、いい審判なら出来ていることだが、立ち上がり、大体大の荒っぽいプレーでゲーム自体荒れる恐れがあった難しいゲームだったのを、上手にコミュニケーションを取り、ゲームをコントロールした。審判に一番必要な資質は人間性・パーソナリティーだと思う。人生経験を積んで徐々に身につけるものを若くして身につけていた。これは得難い才能だ。将来の国際審判を目指せる才能の持ち主だと思う。将来が楽しみだ。

04月16日(日)
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