ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4384482hit]

■近畿大会女子準決勝 大阪学芸−八幡商 精華−日ノ本
後半開始。36分(後半1分)、日ノ本、左CKでG吉間だと思うが、低いキックにニアやや遠目に突っ込んだI目原がジャンプして下をスルー、中に落としJ燗が蹴り込み0−2。サインプレーで2点目。これも日ノ本のシナリオ通りだろう。この失点を受け、精華はロングパスを蹴るようになったがブレてしまう。日ノ本のフォアチェックもややペースダウン。41分、日ノ本、左CKにG吉間、ここでも変わった動きを見せるがキック精度低くクリア。47分、精華I前川一気に絶妙なサイドチェンジパス、Q中松へ通れば、と思ったが反応遅い。ライン割る。51分、日ノ本I目原カットイン、G吉間、左足で左上へコントロールシュートも外れる。決定機。53分、日ノ本I目原から左のM宮本へ、仕掛けて中のG吉間が決める。0−3。日ノ本はここでI目原→P煖エ雛。得点前に準備していたので、勝負ありとみての温存交代ではない。行けるところまで走り倒して、動けなくなったら交代というゲームプランだったのだろう。精華も秩序は乱さず、緩くなった日ノ本のフォアチェックをかわすパスも出てくるが、前線には入らない。61分、日ノ本J燗→Q平田ひなの。1年。昨年中学生時点でのゲームを観て即高校で出られる選手だと思った。右ハーフ。R杉岡→C櫻田彩乃。精華J小山→㉕白鳥早耶。いきなり日ノ本裏を取るがシュートブロック。拾って右グラウンダークロスにG吉間がファーでヘッド、上に外れる。65分、日ノ本A金平→㉑塚本奈緒。堅い守備とロングフィードで大きく貢献した。G吉間→L浪田恵莉。決定的なプレーを何度も見せた。この時間帯日ノ本はM宮本が1トップに入り強靭な当たりを見せて起点になっている。Q平田は小刻みなタッチで変化をつけるドリブル。70分、日ノ本P煖エパスに突っ込みスライディングシュート、外れる。決定機。短い時間でアピールした。結局0−3で日ノ本が勝利。全国へ。全国高校総体前人未到の5連覇(第1回大会からだから前人未到で当然だ)の期待もかかる。

後半シュート数0対8、CK数0対2、GK数5対0、オフサイド数1対2、クロス数0対2、ファウル数2対1、FK数0対0。

今年の日ノ本は強くないと思ったが、抜群のゲーム運び、勝負強さで全国行きを決めた。精華のシュートは1本だけだった。ミスとトリックCKによる2ゴールは幸運もあったが、鍛え上げているからこそ来る、「天命をつかむ」プレーだった。0−0のまま終盤まで来れば疲れた日ノ本にとってはどうなるか分からなかったので、大きなゴールだった。ただし、こんなに消耗するゲーム運びでは、真夏の全国高校総体では別のゲームプランで何とかするしかないだろう。
精華はインサイドでキープ出来なかったし、いいカウンターも繰り出せなかった。J小山は相当いい選手だと思うが、ボールが来なかった。バックラインは良かったので、とにかく中盤の判断を早くしないと、冬の全国も約束されているわけじゃない。

06月19日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る