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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生リーグ最終節 京産大−阪南大 Jユースカップ決勝 東京V−広島
広島の野田監督は神戸時代はバルサに寄せた4−3−3だったが、広島では5−3−2やってる。キーパーはキックが伸びる。声がよく出ている。19番はレフティのストッパー。どんどん前に運び適切に繋ぐ。現代ではJユースのセンターバックは運べなければならないし、この点ではプロをもしのぐ。が、右ストッパーキャプテンの3番はあまり運べない。守備力は高いが、この点では古典的?15番はミスらしいミスがない。あまり上がらないが、ビルドアップもしっかりしているし、守備力では3番に準じるレベル。右アウトサイド23番はレフティ?切り返しが大好き。左に持ち替えて入れたがる。24番は根性があるタイプ?東京Vの同サイドも走力があるのでどっちがタフか?という勝負だった。8番は守備主体にビルドアップで貢献。7番は妙にボールにこぼれる位置にいる。曲者という表現がぴったり。チームに必ずほしい潤滑油かつスパイス。28番は上手い。攻撃面で万能型。仕掛けてタメを作ってシュートにも行ける。FWは14番が上手く下がって絶妙なスルーパスを連発。チームで一番うまい。ただ彼が下がると前線の脅威が落ちる。ボールプレーヤーなのはわかるけど、前線で我慢しなくては。自ら仕掛けられるのにもったいない。ピッチ内で1番プロの可能性を感じた。というか、たぶんプロになるのでは?13番は速い。裏に飛び出す動きも見事だが、駆け引きのうまい東京Vが一枚上手だった。

広島が押す中、34分、東京Vが右クロスのこぼれを18番が左足で25メートルオーバーのミドルを右隅にたたき込み先制。キック力もだが、ダイレクトで正確に右隅に決める技術は素晴らしかった。前半から飛ばし、押していた広島にとってはついてなかったが、しかし東京Vの技術あってのことだった。前半は1−0。

さてハーフタイム、広島の8番が脳震盪交代。大丈夫ならいいのだが。17番イン。右に入り、7番が中盤の底に回る。後半も広島が押す。後半5分、東京V37番→9番。そして後半6分、広島右コーナー。しかし一気のカウンターを食らい、東京Vが持ち込み18番が左足と見せて右足に切り返して決めて2−0とする。しかし後半10分、東京V15番が自陣20メートルのところで故意に倒して退場。このフリーキックを広島決められず。東京Vは左サイドバック35番をセンターバックに、右サイドバック23番を左サイドバックに、27番を右サイドバックに下げる。9番を1トップに↓の布陣に。

九番
十八二八十九二十
二三三五三四二七
十二



58分、広島は23番24番→29番33番。↓の布陣に

十四
十三七番
二九三三二八十七
十九十五三番
十六

68分、広島、左クロスから17番がヘッドで決めて2−1。以降広島の猛攻が続く。こういうケースで読売の「コラソン」、要するに根性を観てきている。ぎりぎりで身体を張る守備で東京Vは耐え続け、そしてタイムアップ。東京Vが優勝した。

11月17日(日)
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