ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権奈良大会準決勝 五條−生駒 香芝−一条






高校選手権奈良大会準決勝
香芝高校−市立一条高校
11月10日 13時30分 橿原公苑陸 ピッチ並 晴
香芝           一条
−−−米田−−中山−−− −−−梅景−−佐藤−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
福井−田中−−八田−山岡 松山−樋口A山田跳山田将
山本−中村−−西岡−吉武 片山A−要−−大谷A平井
−−−−−田中A−−−− −−−−−平井−−−−−



香芝 監督:御神本真一
GK  1 田中夢玖  2年 178/64 法隆寺フットボールクラブ U 15(ママ)
DF  4 吉武和真  3年 166/57 香芝北中
   13 西岡祐弥  3年 163/62 法隆寺フットボールクラブU 15(ママ)
    3 中村圭太  3年 170/60 畝傍中
    2 山本達也  3年 165/56 法隆寺フットボールクラブU 15
MF  8 山岡杏輔  3年 168/59 東和フットボールクラブジュニアユース
    5 八田紘輝  3年 171/55 法隆寺フットボールクラブU 15(ママ)
    7 田中翔基  3年 176/62 F.C.Anillo
   11 福井翼   3年 163/48 ディアブロッサ高田FC大和U 15(ママ)
FW  9 米田敏也  3年 173/57 香芝東中
   10 中山草太  3年 170/54 奈良クラブジュニアユース

一条 監督:澤井匡生 部長:前田久
GK  1 平井遥希  3年 173/67 法隆寺フットボールクラブU 15
DF 13 西岡祐弥  3年 163/62 法隆寺フットボールクラブU 15
    3 大谷泰雅  2年 184/68 スクデットフットボールクラブ
    4 要隆太   3年 180/73 F.C.Anillo
   22 片山裕人  2年 170/62 奈良YMCAサッカークラブジュニアユース
MF  9 山田将也  3年 168/58 富雄南中
    6 山田跳馬  3年 181/68 法隆寺フットボールクラブU 15(ママ)
    8 樋口翔大  2年 168/60 ディアブロッサ高田FCU 15(ママ)
   11 松山知樹  3年 173/63 名張FCテコス
FW 10 佐藤力丸  3年 169/60 ディアブロッサ高田FCU 15
    2 梅景俊輔  2年 176/65 奈良YMCAサッカークラブジュニアユース



このカード、リーグ戦では香芝が3−3、4−2と1勝1分けである。

一条について。部長と監督を併記したのは昨年まで長年監督を務められた前田先生が今年から監督を退かれたからだ。一条は市立校のため転任が少なく、長期政権が可能だ。前田先生といえば、それまで奈良育英の1強が続いた奈良県において一条に当時奈良では斬新なバックラインを押し上げてのプレッシングからのショートカウンターを完成させ2強体制を作り上げた。当時は裏を再三とられたが完成度が上がり、高校レベルではプレッシングをかわせる高校はほぼなくなった。他方、プランBを用意できず、一時4−3−3にして繋ぐスタイルを模索した時期もあったが、前田先生はそちらの戦術指導は不得手だったのか上手くいかなかった。そして今の奈良県ではプレッシングからのショートカウンターといってもむしろ対戦相手は一条相手に繋がないことが多いし、そもそもしっかり繋ぐサッカーでなければ全国上位には勝ち進めない。そういう事情で、そういう指導に適した先生を監督にしたのではないか?澤井先生もA級ライセンスを持っている。だから今年の一条は全くのニューモデルだ。
対する香芝は米原前監督のショートパスサッカーの精度が落ちてはいるが、今のところ力を維持しており、相変わらず奈良県上位の力を持つ。2強時代の奈良を崩したのは香芝だった。2010年、奈良育英をPK戦で破って県代表になった。ただしその年は平城遷都1300年祭を優先して高校選手権奈良大会には行かなかったのだが、まさにその日に香芝が勝ったのだった。


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11月10日(日)
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