ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4379371hit]
■高校総体大阪大会男子決勝リーグ 仰星−履正社 阪南大高−大阪桐蔭
18 今井健太 178/70 00/06/06 2年 川上FC
分かりやすい構図である。ポゼッションの大阪桐蔭対バックラインを押し上げてのプレッシングからのショートカウンターの阪南大高である。ただし大阪桐蔭はリスクを避けてドリブルはなし、後方でのパス回しから無難なパス回しが多く、阪南大高も奪う位置が低くショートカウンターに行けない。大阪桐蔭㉗オオタはなかなか高く起点になれる。しかし阪南大高は攻守の切り替えが早く、大阪桐蔭にいい形を作らせない。M村岸はいいキープから意表を突くパスを出し起点になれるし、捌く判断も早い。J伊吹はカバーが早くA鍋坂はタフで切り替えが人一倍早い。大阪桐蔭のセットプレーのキッカーはJイワイ。開始早々大阪桐蔭F北田がノーファウルで頭を打ち負傷。バツ印も出るがプレー続行。阪南大高、プレッシングから奪い左クロスに㉙タカギシュートは右に外れる。決定機。8分、大阪桐蔭正面25mFK、Jイワイ、G西矢、I今岡が構え、トリックプレー左へ走った西矢に出しシュートはセーブ。決定機。その後ゲームは膠着する。シュートチャンスもなく、時間が進む。双方落ち着いてゲームを運ぼうという狙いが鮮明だ。23分、阪南大高ロングカウンター、J伊吹から一気に福羅へ、しかし大阪桐蔭スライディングタックルでカット。大阪桐蔭もG西矢が左足でフィード、FWに入り撃てたが躊躇し、すぐ囲まれる。阪南大高㉙タカギがサイドで奪いすぐ右クロス、狙いは良かったがカットされる。34分、阪南大高H福羅→N誰か?前半は0−0で終了。
前半シュート数1対3、CK数0対1、GK数5対1、オフサイドなし、クロス数1対4、ファウル数6対2、FK数0対1。
ハーフタイムで大阪桐蔭㉗オオタ→B誰?しかしいきなり阪南大高が右から攻めクロスの跳ね返りをA鍋坂が再び右クロス、M村岸ボレーで決めて1−0。鍋坂はやはりいい選手だ。跳ね返された後の判断が早かった。39分(後半4分)、大阪桐蔭DFから阪南大高15番奪いGKと1対1、ペナに入る手前で大阪桐蔭DF後ろから足を引っかけ倒す。これは明らかに一発レッドでしょう、と思ったがなぜか警告で済む。大阪桐蔭は命拾いだが、正直主審のミスジャッジだと思う。高校生だろうとプロだろうと判定基準は同じはずなのだが、高校生ということで手心を加えたか?とにかく左70度18mFK、Sヒガシノのキックは壁。決定機。47分、大阪桐蔭左CKも大学と違いマンマークで守る阪南大高を破れず逸機。49分、阪南大高M村岸→P誰?堺S1で真ん中に座っていると放送設備が悪いので聞き取れない。大阪桐蔭Q今井シュートもセーブ。決定機。大阪桐蔭F北田→N新立聖七。57分、阪南大高、前線でカットしてPがロングループ、右上に外れる。決定機。大阪桐蔭も右70度30mFK、GKキャッチ。58分、阪南大高㉙タカギ→R??セイゴウ?59分、阪南大高Pが裏へ、早いがカット。60分、大阪桐蔭、左CKS田中ヘッドは上に外れる。阪南大高DFもよく寄せていた。63分、大阪桐蔭Q今井→O??シュウト?67分、阪南大高カウンターPからN新立、リターンをP突っ込むも大阪桐蔭スライディングタックル。69分、阪南大高R??セイゴウ?→O??交代選手を交代。明らかに時間稼ぎ。更にN新立→Eシノハタジュンヤ?。これも交代選手を交代させて時間を稼ぐ。結局阪南大高が1−0で逃げ切り、最終戦で消化試合の東海大仰星と勝負となった。大阪桐蔭は敗退確定。ということは履正社にとっても消化試合の相手との勝負だから、第3戦第1試合の阪南大高は絶対に負けられない。
後半シュート数4(1)対2(1)、CK数0対3、GK数4対2、クロス数4対1、ファウル数4対1、FK数0対2。
阪南大高が堅実なゲーム運びで勝利をものにした。両者の間に優劣はあまりなかったが、ポゼッションを許す形での阪南大高は強い。大阪桐蔭はドリブルがなかったが、仕掛ける隙も無かった。ドリブルなきパスサッカーは守備の強い相手には厳しい。大阪桐蔭は本来攻撃的なパスが出てくるチームだが、阪南大高はプレミアでレベルの高い相手に揉まれているので・・・。
[5]続きを読む
06月03日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る