ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4385836hit]
■SBSカップ第2日
3分、大迫に警告。GKに足から突っ込んだ。5分、村松→12益山(千葉)。ケガによる交代。下田がCBに下がり、廣瀬が左、鈴木淳がボランチ、益山がRH。ボランチにはいるか、下田がボランチのままでCBかと思ったが、意外な起用法。テストだろうか。8分、リシオ、敵陣でカット、右シュート、GK権田セーブ。さらに右CK、ネイラのヘッドは上に外れる。10分、ネイラ、ドリブルシュート、権田スーパーセーブ。13分、ペナ右FK、ゴール前に上げてくるという日本の予想の裏をかき、ペナスポット後方のネイラにグラウンダーのパス、これをダイレクトであわせてアルゼンチン先制。14分、鈴木淳に警告。繰り返し。15分、大迫→14大山(福岡)、チュリン→8ベニーテス(C.A.LANUS)。ボランチに入り、9番と19番の2トップ、18が右ハーフ。17分、P.J.ロドリーゲスに警告。17分、大山がポストで落とし、山本がミドル、右に外れる。大山はポストプレーヤーとして入ったのだろうが、色々出来る選手。アルゼンチンのリシオは圧倒的な突破力があり、第1試合のミニーコン以上。鋭く多彩なフェイントを持っている。得点力もありそうで、アルゼンチンが育成してきた小柄なFWの系譜を継ぎ選手。165cm62kg。23分アルゼンチン、P.J.ロドリーゲス→オリーバ(C.A.TIGRE)が左ハーフに入る。27分、マルティーネスのオーバーラップからネイラがファーでヘッドを決めて0−2。あまりにアルゼンチンが空中戦を仕掛けてこないので、意表を突かれた感じ。いいヘッドだった。ここで日本は気落ちしたのか、1分もたたないうちに、オリーバが攻め上がり、シュートをDFハンド、金井に警告。PKをリシオが決めて0−3。しかし28分、日本は鈴木淳の27mFK、シュートはカベに阻まれるもこぼれが山本の足元に入り鋭く反転左足シュート、これが左隅に突き刺さり、1−3。ビューティフル・ゴール。アルゼンチン、マルティーネス→2メサ(SAN LORENZO DE ALMAGRO)、チームメイト同士の交代。ベナビデス→6フィデレフ(C.A.NEWELLS OLS BOYS)。CBに入り、ムサッチオがボランチに上がる。そのムサッチオが白谷にバックチャージで警告。いつの間にか益山RBで青木RH。35分、鈴木淳の右FKでファーの酒井がヘッド右隅に決まる。日本は超決定力で2−3と迫る。終了間際、白谷→16川又(新潟)。ロスタイムは4分、ビットロ、ネイラがそれぞれ遅延で警告。しかし得点は生まれず2−3で終了。
まあ力の差は歴然としていた。アルゼンチンの圧倒的な局面打開力に対し、日本は1対1が弱い。高さもなく、カバーリングとビルドアップに秀でた選手を選んでいるのだろうが、不安ばかり出てくる。攻撃陣も国内では身体能力の高さが際立つFW陣も苦戦したし。中盤も攻守ともに遅れをとった。ずっとこのチームを観ている人はだいぶよくなったと言っていたが、どうもアジアユースのサウジ・イランには勝てないのではないか、と不安が募る。豊田国際でのU−16代表に引き続き、アジアユース前に状態のよくない代表チームを観てしまった。これほどの不安は02年須藤ジャパン以来だ。そのときはアジアユース(U−16)のグループリーグ敗退で終わっているのだが。ただ最後まで諦めない闘志は評価したい。
アルゼンチンは全員が仕掛ける意識を持ち、圧倒的な技術と身体能力を見せた。ベナビデス、リシオ、ネイラといったタレントもいたし、次回のワールドユースでも優勝に絡んでくる、と思った。スコアこそ2−3だが最初からベストメンバーなら5点差くらいの力の差はあった。素晴らしいチームだ。
08月24日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る