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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権奈良県大会準決勝 奈良育英−五條 高田商−山辺
引き続き第2試合。調べていないが、高田商は上位には勝ち進んでいなかった。奈良県の育成のターニングポイントは高田FCが活動開始したことであろう。当初は全員ドリブル。キーパーからCBに出してドリブルか隣にだけパスを許されているかのようなスタイルでドリブラーを次々に輩出し、奈良県のみならず全国的にも注目された。今ではそこまで極端でもないが、とにかく奈良県で技術を徹底的に鍛えるスタイル。それがディアブロッサ高田FCと名前を変え、ユース(U−18)も作り、支店であるディアブロッサ高田FC大和も作り、奈良県で最も重要な育成チームであった。その高田が地元の高校である高田商と連携した高田プロジェクトを立ち上げた。私も詳細は分からないが、どうやら高田FCのジュニアユースやユースと連携して高田商と一体で育成するらしい。プログラムから引用する。
昨年度よりディアブロッサ高田と部活動の地域移行を含めた「all takada project」を開始。継続してディアブロッサ高田のコーチの指導を受け、練習を重ねてきた。
それまでさして強くなかった高田商もディアブロッサ高田FCがつくなら一気に強豪校になるかもしれない。
対する山辺は企業が背後に付いたクラブチームみたいな組織が高校と連携して高校サッカー部として高体連の大会にエントリーするものだ。一説には奈良県のレベルなら全国に出やすいから、この県を選んだらしい。
高田商 監督 前川好光
GK 1 廣澤颯大 1年 178 ポリベニル カシハラ
DF 2 辻村心海 2年 177 法隆寺フットボールクラブ
3 吉井琉晴 1年 169 ディアブロッサ高田FC
4 田中昊輝 2年 182 ポルベニル カシハラ
9 阿部恭一 2年 177 法隆寺フットボールクラブ
MF 6 稲垣眞介 2年 175 高田西中
7 北谷翔真 3年 183 法隆寺フットボールクラブ
15 福西祐大 1年 168 ポルベニル カシハラ
8 小杉弦 2年 173 ディアブロッサ高田FC
12 西田怜生 1年 175 ディアブロッサ高田FC大和
FW 11 木村優利 2年 175 ディアブロッサ高田FC
山辺 監督 吉田亮
GK 1 ・島尚毅 3年 174 和泉FC
DF 2 石川悠真 3年 169 FC Liens
3 寺田聖和 3年 168 LIGAR JPC
4 河本琉希 3年 169 FTS FC
MF 5 黒川一瑳 3年 171 久御山バイソンズ
6 宍塚剛忠 3年 163 カナリーニョFC
7 上條晴天 3年 163 JOGA MAIS
FW 9 近藤温斗 3年 173 碧FC
MF 10 高田蓮太郎 3年 165 EXCELSIOR FC
11 瀧全 3年 175 アスルクラロ伊豆
13 穴吹遼知 3年 173 逆井中
山辺は例によって判別困難系のユニと番号だ。多様なチームから集まっていることが分かる。
高田商
八番十一十二
七番六番
十五
三番四番二番九番
一番
さて高田商はドリブル突破は出来なくても運べてパスをつなげる。しかし山辺は中を通させないような守備だ。更にパワー差は明らかでコンタクトでは山辺が圧勝する。学年差もあるが、高田商は筋トレが足りてない。上背はあるのだが。技巧的な繋ぐ志向のスタイル。山辺の方が強いのはすぐに見て取れた。
さて先制点だが、きつい雨が降って屋根下に逃げて観られなかった。カシリクは屋根はないし、混んでいる観戦会場で傘はご法度です。
2点目は高田商左サイドバックがボランチに入れたところをカットして右に持ち込み切り返して山辺Bが決めた。0−2。前半は0−2。
更に後半、PKで0−3とする。高田商もショートカウンターで決めて1−3に。無失点で終わりたかった山辺の甘さだ。しかしすぐに山辺はポスト反転シュート14番で1−4に。強度で優る山辺はビルドアップしはじめ、高田商の闘争心も萎え、更に1点追加して1−5で圧勝。終盤は双方勝負を確信した交代が続いた。
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11月03日(月)
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