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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権愛知県大会準決勝 刈谷−岡崎城西 愛工大名電−名古屋
11分、愛工大名電E三岡の右コーナーにA吉田がヘッド、これはバー。さらにトップ下から飛び出すG蒲池壮汰が右クロスをいれるが、やや雑な蹴り方か、精度が足りない。名古屋も30mFKでトリックを仕掛けた。ゲームを通じて名古屋は用意した小技を惜しみなく披露する。27分には名古屋㉑櫻井が裏に出し㉒恒吉が切り返し左足シュート、左を襲い、愛工大名電の好GK@水谷がナイスセーブでコーナーに逃げるが、この左コーナー、I仲井の正確な右足にN田口がダイレクトボレーで合わせる。わずかに外れた。32分、名古屋の左コーナー、ヘッドは上に外れる。直後もGK@水谷が飛び出して好セーブ。水谷はグランパス出身だけにしっかり指導されていたのだろう。愛工大名電はバックラインを押し上げてコンパクトに守るのだが、GKのカバーが信頼できるからだろう。35分、名古屋右サイドバックB井上が一気にサイドチェンジしてI仲井がカットインシュート。直後にもI仲井が仕掛けてシュートはブロック。愛工大名電はセンターフォワードI後藤に入れるが、身体を入れてもキープしきれない。前半は0−0で終了。

後半3分、愛工大名電はカウンターJ高木がスピードに乗って左クロス、ニアにI後藤が詰めて先制。なお後半から名古屋が3トップ気味でI仲井が右に移っている。意図は明らか。愛工大名電の守備のストロングポイントA吉田を避けて、左サイドバックD蒲池陽汰を攻略することだ。この策はハマる。いささかD蒲池陽汰には荷が重く、止められない。プロを狙えるドリブラー相手に普通の高校生が1対1では厳しい。やがて名古屋は4−3−3に組み替える。

七番十八十一
 十番六番
  二一
十三五番二番十五

つまり能力の高いキャプテンE田中を上げた。セットプレーから何点も入りそうだが、イマイチ合わないのと愛工大名電が集中力を保っている。しかし31分、名古屋E田中の山なりの左足クロスがこぼれてJ原康介が決めて同点。35分にはL斎藤の左ロングスローがついに炸裂する。E田中が頭でそらし1−2と逆転した。力で上回る名古屋が後半はずっと押して、耐えていた愛工大名電がついに耐え切れず決壊した。結局1−2で名古屋が勝ち、決勝に進出した。



この観戦記の選手名はプログラムに従って記載したが、プログラムが間違っていた。ビジョンも場内放送もないので一般ファンとしてはこれ以上無理だったが、中心選手について訂正する。

名古屋10番は原康介。大会終了後1月下旬にコンサドーレ札幌入りが発表された。また13番は月岡陸斗だ。

11月04日(土)
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