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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権長野県大会準決勝 都市大塩尻−長野日大 市立長野−松本国際
GK 12 三浦宙   170/68 2年 FC豊川
DF 14 塩入祐平  178/72 3年 ambicione松本
    3 青柳凱人  180/76 3年 KAZU FC
    4 渡部翔   180/74 3年 デュオパークFC
    5 早乙女昴聖 175/67 3年 プログレッソ佐野
MF 10 矢越俊哉  176/68 2年 FC川崎CHAMP
   17 中村結斗  170/68 3年 ambicione松本
    6 三浦大和  165/60 2年 FC豊川
    8 二木楓   167/64 2年 ボニートンFC
FW  7 岸琢人   165/62 2年 横浜宮田中
    9 高城泰史  178/68 2年 横浜宮田中



第二試合も長野付近対松本付近である。市立長野は長野県2部リーグ。しかし総体に出たことがある。Jクラブは高校生チーム、つまりユースチームを持つ必要がある。で、長野パルセイロは当初市立長野と提携し、スタッフを出して、市立長野サッカー部をユースチームとして、のちに別の長野パルセイロユースを作った。で、市立長野時代に全国に出た、というわけである。北信越Jクラブでは長野だけがプリンスリーグに上がっていない。が、私が生で見た限り、テクニック・戦術に特化しがちなJユース黎明期の段階を脱して、すでに体格もしっかりしているチームだった。この辺り、高校サッカーの経験も大きいかも知れない。

さてゲームだが、その市立長野はやっているスタイルはいわゆる「高校サッカー」ではない。つまりキーパーやセンターバックからグラウンダーのパスをつなぎ、空いている味方を確実につなぎながらサイドチェンジも交え、一方的に支配して押し込む。典型的なJユースのスタイルである。人工芝グラウンドを持っているかのようなスタイルで、しかし監督さんは松商学園出身の典型的高校サッカー経験者であるが、しっかり教えられている。これに対し松本国際は素早くタテに仕掛ける。勝負に辛い。対照的に典型的高校サッカーといえるだろう。支配するチームが力量で上回るというわけではないし、市立長野もJユースほど高いテクニックはないからミスも出るから互角といっていいだろう。そもそも市立長野は先ほども挙げた通り2部リーグだし。
ゲームは意外なプレーで動いた。市立長野右ハーフMが右サイドでフリーでクロスを上げたようにも見えた。が右足アウトにかけている。フリーだったし市立長野のテクニックからして、蹴り損ないなどではなく、わざとだろう。これが松本国際キーパーの上を超え、曲がりながら逆サイドネットに突き刺さる。1−0。以降も市立長野が繋いで回し続ける。前半1−0。

後半は松本国際がタテ一本だけでなくサイドを使い少しずつ押し込む。53分、市立長野、左サイドバックEに警告。松本国際H→J、M→N。市立長野もN→O。松本国際がタテ頼みではなく、サイドから入れてくるので、市立長野もミスできない時間帯が続く。しかし72分、今度は市立長野がタテ一本ロングカウンターでうまくDFから逃げたHがキーパと1対1になり、しっかり流し込み2−0。以降市立長野H→㉒、松本国際F→R、市立長野E→S、松本国際➇→Qと交代するもスコアが動かず市立長野が決勝進出した。

市立長野が回し続けたのは確かだが、一つのミスで変わりかねなかったし、松本国際にもチャンスはあった。実際センターバックのパスミスも散見された。市立長野はミスが出るのは覚悟の上というスタイルだし、ゴールはスーパーなものだったので、ほぼ互角だったといえるだろう。

決勝は市立長野が支配して長野日大がカウンターを仕掛ける展開と予想した。そして市立長野が勝利して全国へ、

10月30日(土)
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