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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生リーグ 大院大−大教大 甲南大−関大
   33 前田龍大  
FW  9 沼田駿也  173/65 99/04/19 4年 摂津
   17 久乗聖亜  180/75 01/03/31 3年 東山

GK 22 光藤諒也
DF  3 吉田岳晴
   15 岡崎駿希
MF 20 足立翼
   26 堤奏一郎
   28 古賀楓真
   38 平松功輝
FW 11 宮脇和輝
   29 百田真登



甲南大は強化支援委員長・西松豊氏という役職が気になる。検索しても何も出てこない。部の周囲の環境整備か、スカウトか?関西では最もリクルートに強い関大相手に個々の能力で大きく引けを取らない。
甲南大はキャプテンの左センターバックC井上は高さとロングフィードで攻撃の起点になり、素晴らしい能力の高さを見せる。右センターバック㉕當麻にもビルドアップ能力がある。そしてボランチE藤原も下がってきて左足で組み立てトリッキーなプレーも見せる。FWL岡田がギャップで受けるのが上手い。これが後方のビルドアップ能力の高さを引き出している。F岡先は生粋のFWという印象じゃないが身体は強く何とかポストになろうとする。甲南大は全体的にゲームを作る意識が強い。
対する関大は何というか「頑張る」チーム。インサイドのE草刈やG梅津は確かにいい選手ですよ。攻守に奮闘し効いている。上でもやれる選手だ。しかし関大はここに変化をつけられる選手を起用していたが。真面目に、地味に、頑張る秀才選手以上のものが関大には欲しい。左センターバックゲームキャプテンD次木はカバーに秀でビルドアップ能力も高いが上背がない。関大ではしばしばエースがつけるP久乗は高さ・スピード・技術と何でも備え、プロを狙える逸材だが、中盤から効果的なパスが出ない分、甲南大C井上と空中戦で劣勢になり持ち味が生きない。H沼田はドリブルと得点感覚に優れる。高槻の中学から府立ながら体育科があり人工芝を持つ摂津高校出身。久乗が落として沼田が決めるか、逆に沼田がドリブルでチャンスを作って久乗か、というコンビだがこの日は甲南大の中盤が良くて活きなかった。Q青木は右足セットプレー担当。
立ち上がりから徐々に関大は放り込み主体になる。放り込みからH沼田が右ポスト弾もあった。また放り込みから甲南大の選手同士が頭を振ってヘッドが正面からぶつかり、一人交代する。脳震盪での交代だが、今、大学サッカーではルールどうなっていたのだろう?D判田→K越野。そのまま右サイドバック。デカくて上手い。ヴィッセル神戸伊丹から有馬高校だが、どういう経緯でそういう進路を選んだのだろう?学業優先?186cmあるが右センターバック㉕當麻が対人守備がいいからセンターバックに入れにくい。前半は0−0で終了。

ハーフタイム、関大右ハーフ㉝前田→㉘古賀。変化をつけられる選手。後半12分、関大カウンターからP久乗がキーパーとの1対1をセーブされる。決定機。しかし基本的には甲南大が回し続け、関大が走り続けて耐える。飲水タイムで関大G梅津→S足立、P久乗→㉙百田。久乗は井上に敗れて交代という印象が強い。71分には甲南大が3枚代え。L岡田→㉔、J宮崎→G坂本、H久保→㉖堤。運動量アップ。関大も一枚代え。AT、甲南大E藤原→M鶴。関大もE草刈→㊳平松。結局0−0でタイムアップ。

何といっても関大が甲南大を個々の能力で圧倒出来なかったことが衝撃。というか個人能力で圧倒出来なかったら関大の武器は少ないんだな、と改めて確認できた。昨年初出場の全国でベスト8と躍進した甲南大だが、確かに強くなったんだな、と実感できた。ゲームをしっかり支配していた。

公式記録

06月26日(土)
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