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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西リーグ1部開幕節 チェントクオーレ・ハリマーレイジェンド滋賀 関大FC2008ーアルテリーヴォ和歌山
10 MF 高瀬龍舞  165/70 93/04/27 FC大阪
20 MF 青山凌大  170/63 98/06/20 JAPANサッカーカレッジ
26 MF 堀野翔   176/66 94/07/08 追手門学院大学
9 FW 久保賢悟  170/70 94/03/01 FC大阪
11 FW 門司涼佑  192/84 94/11/19 MIOびわこ滋賀
控え
41 GK 早川侑冶
13 DF 吉谷有司
22 DF 宇都木峻
5 MF 山中拓哉
15 MF 高橋俊樹
14 FW 中西倫也
19 FW 佐々木佳亮



関大FCは関西大学サッカー部の社会人登録の実質Cチームである。一応。フットボール界は身分差別を禁じている。19歳以上は「1種登録」というくくりの中にいるので、大学生がいわゆる社会人登録することを禁ずることはできない。そもそも60年代に日本リーグ、つまり日本サッカーリーグが生まれたとき、最初から「日本社会人リーグ」ではなかった。大学サッカー部の参加も募ったが、応募がなかっただけの話である。大学生というのは身分なので、大学生ということを理由に協会直轄の1種登録用のリーグに参加拒否することはできないのだ。ならば「大学サッカー」や「高校サッカー」は身分差別では?その通りだ。だから詭弁と思われるかもしれないが、一種の仲間内のプライベート大会と理解できる。「銀行リーグ」や「自衛隊大会」みたいなものだ。U−18というくくりなら、フェアなクラブユース選手権やU−18リーグもある。全日本大学選抜や日本高校選抜もグレーだ。フットボール界管轄の公式戦には出られない。ラグビーのように高校日本代表と名乗ることはフットボールではできない。外国籍選手制限?これについては自国のフットボールの発達の為、FIFAが認めている。

さて関大FCの話に戻ろう。体格データをよく見てほしい。明らかに小柄だ。これが決定的に勝負を分けた。和歌山については前登録を記載した。つまり上から降りてきた選手が多い。自前で育てる自信はないが、実力が計算できる選手を採ろうという意図が感じられる。また同じく体格データを見れば、明らかに大柄だ。特に門司が大きい。

さてキックオフ。すぐに和歌山がJ門司にハイボールを合わせる意図、そして左サイドバックC奥津のロングスローを最大限生かす意図が分かる。4分、和歌山、右クロスにH久保合わせるが正面。7分、H久保が今度はバー。10分、和歌山、初の左コーナーキック。G加藤が蹴る。ここで気づいたのは関大FCが体格がないのにコーナーをゾーンで守るということ。さすがにJ門司にはマンマークをつけているが、隙だらけに見える。これは逃れたが、15分、左コーナーからH久保がヘッド、右隅に突き刺さり和歌山先制。29分、和歌山、右コーナーキックをC奥津が左足で蹴る。やはり関大FCはゾーンで守り、これも中で競り勝つが、記録上は奥津の直接ゴールとなっている。誰かがヘッドで押し込んだはずだ。これは記録がおかしい。0−2。コーナー3本で2失点の関大FCは4本目からマンマークで守るようになったが、正直既に遅かった。高さが足りないのは明らかなのに、関西リーグに向けた対策を講じてなかったのだろうか?

後半は関大FCが必死に走り、少々荒いプレーも見せ、それで和歌山J門司が負傷し交代するが、大勢は動かず。門司のポストプレーはファウルでしか止められなかった。ただ徐々に左足しか使えないことに気づき、徹底的に左足を切ったのは良かった。門司は上手さもある選手だが、あくまで左足一本だから。結局0−2で順調に和歌山が勝った。

関大FCは走力は素晴らしかったが、こう高さが無くては今期セットプレーで大苦戦するのは目に見えている。

04月11日(日)
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