ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本U−18女子選手権1回戦(3日分)千葉−リラ・コンサドーレ 大分−新潟 日テレ・メニーナ−ANCLAS 愛媛FC−C大阪
FW 9 山本柚月 02/09/01 165 NPO FCパーシモン

ANCLASノーヴァ 前所属記載なしはANCLASアルバ出身
GK 12 渡部心結    07/04/05 157 前所属なし
DF 2 石川京樺    07/03/16 152
DF 3 穴田美宇    06/11/14 155
DF 7 庄司美優 (Cap.) 06/11/01 153
DF 13 高山遥葵    06/07/17 160
MF 4 弟子丸紗羽   07/03/25 148
MF 6 梶原莉愛    06/08/17 146
MF 10 阿間見茜    05/06/09 156 福岡J・アンクラス
MF 11 近藤花     07/05/02 150 ALECIO FOOTBALL CLUB
MF 17 坂口里緒    07/05/17 159 惣利春日南FC
FW 9 山下藍     06/04/28 154



ANCLASについて。福岡では日本における制服がセーラー服の起源という福岡女学院中・高・大が一体になったチームがだいぶ前から活動していた。それをきっちりした形でクラブチームにしたのが福岡J・アンクラスだ。Jは「女学院」、アンクラスは錨だ。全国リーグでの挑戦からいったん身を引き、アカデミー活動を学院外に開いた。とは言え、九州ではクラブユースの発達が遅れ、むしろ高校女子サッカー部への供給源として機能している。とはいえ、今冬の高校女子選手権九州代表校・東海大福岡の登録メンバー30人にANCLAS出身者は一人もいない。代わりに東海大福岡は九州一円から選手が集まっている。
 対するメニーナについては説明不要だろう、と思うのは私の主観なので、日本で最も伝統と実績があるアカデミーと思ってもらえれば。明らかに代表選手をもっとも育てているチームだ。近年は4−3−3を採用している。しかもサイドバックは中に絞るファルソ・ラテラウ、偽サイドバックだ。つまり少し前までのグァルディオラ・スタイルだ。南米スタイルの伝統のある読売クラブだが、戦術的にも尖っている。これで近年トップもナンバー1に君臨してきた。今シーズンは浦和が女王だが。
一方的にメニーナが回し続けるクォーターコートマッチで反対サイドに釘付けのANCLASの布陣は全く分からない。それどころかメニーナはゴールキーパー@野田の出番がなく、プレーでの動きよりも身体を冷やさないための動きばかり目立つ。何しろバックパスの機会すらないのだ。後半飲水タイム間際、1度バックパスが回ってきて、余裕でパスを出した。私が観ていた間の野田のプレー機会はこの1回だけだった。正直、力の差がありすぎてメニーナの選手の力量が分からない。しかもずっと70m先でプレーしているし。ANCLASはスタメンに高校生は一人だけ。これもありなのか?と思いつつ、それでも九州28クラブのトップというあたりに九州のクラブの未発展ぶりが伺える。一応昨年観てるから大山の能力の高さとか、3トップの強力さは分かっている。シュート数37対1とメニーナが圧倒したが、この内容ではむしろANCLASがどうやってシュートを撃てたのか分からない。


公式記録

ここまで第2試合の3試合はハーフコートマッチでしかもずっと反対サイドでプレーが進んでいて良く分からなかった。



さて、最後のピッチS5はなでしこリーグ1部でありながらWEリーグには参加しない両クラブの対戦。このまま今後も参加しなければ、いわゆる「最強の街クラブ」的な位置づけになる。特にC大阪はJFAアカデミー堺があるので全国からタレントが集まってくるし。
正直C大阪があっさり勝つだろうと予想していたが、後半飲水タイムまで0−0である。とは言えやはり力の差は歴然としている。

全日本U−18女子選手権1回戦
愛媛FCレディースMIKAN−セレッソ大阪堺ガールズ
1月3日 13時30分 堺S5 ピッチ良 晴


愛媛FC         C大阪
−−−藤澤−−河本−−− −−−浜野−−四海−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
小林−大宮−−西岡−中田 高和−萩久保−松本−百濃
加藤−山本−−川合−徳山 中田−河岸−−田畑−白垣
−−−−−永見−−−−− −−−−−中田−−−−−



愛媛FCレディースMIKAN 監督:諸町光彦

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01月07日(木)
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