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サッカー観戦日記
by T.K.
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■なでしこアカデミーカップ準決勝 アカ福−日テレ・セリアス 浦和−C大阪
−−−−−前田−−−−− −−−−−中田−−−−−
浦和 監督:百武江梨
GK 31 前田真唯
DF 22 新井みゆきHT▼
33 岡村來佳
27 坂口博美
40 塚崎萌美
MF 30 角田楓佳 (Cap.)
34 今野真帆53▼
38 清水優風HT▼
FW 23 大森星奈
24 加賀美心音18▼
36 佐藤美海
GK 32 山風ヤ
MF 35 佐々木千章18▲
37 佐藤利音53▲
FW 39 竹内愛未HT▲
48 前原嘉乃HT▲
セレッソ大阪 監督:長谷川 歩
GK 41 中田凪咲
DF 40 山内さくら
49 楠さやみ
48 吉田琉衣
46 中田昌那
MF 43 米田博美 (Cap.)46▼
45 中谷莉奈
47 白垣うの
44 丸井優奈52▼
FW 42 北原朱夏
54 栗本悠加
GK 51 名和咲香
MF 52 井田聖来46▲
56 木下日菜子
57 杉本瑛麗奈
FW 55 佐藤由奈52▲
男子サッカーにおいてはテクニックでは関西勢は関東勢に引けを取らない。むしろ上回っていると思う。少なくともドリブルなど一見派手なテクニックでは上回っている。繋ぐチームも多い。しかし女子においてははっきり言って劣勢だ。チーム数も少ないし層も薄いところを見ると単に競技人口の少なさ、女子がサッカーをする環境の乏しさなどがあるのかもしれないし、また個々の指導者の問題でテクニカル志向の指導者が少ないためかもしれない。関西の女子の高体連では極端なテクニカル志向は京都精華くらいで、クラブもC大阪もアイナックもテクニカル志向ではない。C大阪は激しい当たりを身上とする戦うチームである。これは男子にも言え、クラブカラーという印象すらある。
ゲームは立ち上がりから浦和が繋ぎ、C大阪がプレッシングからのカウンターを狙う形だ。浦和は㉚角田さんの正確なキックで組み立て、㉓大森さんのスピードや㊱佐藤さんのカットインなどポゼッションを高めての仕掛けが光る。一方バックラインは㉝岡村さんを軸に技術的には高いが、守備は甘く身体のぶつけ合いで苦戦。㊵山内さんも攻撃意識は高いがC大阪㊸米田さんの体格を活かしたキープ、パワードリブルに対し守備力が足りず奪えない。しかし米田さんも消耗するスタイルで、単純に米田さんが優勢とは言えない。11分、C大阪、ロングフィードに左裏を取った㊹丸井さんが必死に足を伸ばし、GK㉛前田さんの脇を抜く。0−1。17分、またもC大阪が裏に放り込み㊷北原さんが走るがシュートは浦和㉝岡村さんがブロック。17分、浦和㉔加賀美さん→㉟佐々木さん。右ハーフに入り㉓大森さんがトップに。加賀美さんが潰されていたし、前線をスピードでかき回せ、という意図か。しかしC大阪のプレッシングの圧は一向に収まらず、逆にロスタイム、左コーナーキックから㊽吉田が長身を生かしヘッド。0−2とする。
後半に入り31分(後半1分)、浦和の左クロスに交代出場の㊴竹内さんが胸でワントラップ左足シュートが決まり1−2。まるで練習のようだった。ハーフタイム以降浦和がC大阪のプレッシングに適応し、早いパスワークを見せる。一方的に押し込み、C大阪はなかなか当たりに行けない。カウンターにも行けず、粘り強く守る。そして48分、ついにC大阪、カウンターから至近距離シュートをバーに当てる。超決定機。浦和はサイドバックも上げて、右の㉒新井のクロスを左サイドバック㊵塚崎がシュートするシーンも。しかし猛攻実らずC大阪が逃げ切る。浦和は㉞今野さんなど名手が多かったが、ミドルがなく、それが回しながらも崩しにこだわり過ぎ、シュートに行けなかった要因だろう。C大阪は闘争心で上回った。
12月21日(土)
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