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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体滋賀大会準決勝 近江−草津東 比叡山−綾羽
プリンスリーグでも懸念していたが、草津東は高い個人能力がまるで噛み合っていなかった。守備は個人能力頼みで攻撃は雑だった。押すことはできても、攻勢を勝ちに結びつけるところまでは行かなかった。能力から言って冬にはかなり強いチームを作れるだろうし、小林先生も実績十分だ。全ポジション穴がない。しかしクロスを入れまくるなら9番には高さがほしいし、ボランチにも飛び込んでほしい。10番は変化をつけられるが、いなくなれば9番まで機能しなくなるとはチームとして幅が足りない。22番は素晴らしいクロッサーだが、飛び込んで決める意識を持ってほしい。脇役に徹していたが、エースになれる力はあるのだから。
近江は狙い通りだろう。前田先生は若いが、草津東を術中にはめた。とは言え、力でかなり劣っていたのは否めないし、11番のセットプレーと9番のドリブル以外形がなかったのも確かだ。能力の高そうな10番もずっと守備に追われていた。決勝も耐えるサッカーで何とかするほかあるまい。声があまり出てなかったのも気になる。
高校総体滋賀大会準決勝
比叡山高校−綾羽高校
6月1日 13時40分 布引陸 ピッチ良 晴
比叡山 綾羽
−−−十番−−七番−−− −−−九番−−八番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
十三−六番−−八番−十一 十番−十四−−七番−十一
二番−四番−−五番−三番 四番−二番−−二四−三番
−−−−−十二−−−−− −−−−−一番−−−−−
激しい守備が身上の比叡山だが、このゲームの主審はコンタクトに辛いタイプだった。4番は強靭なCB。5番は素晴らしいカバーが光る。10番はタテに仕掛けパスを狙うも読まれている。綾羽は14番がどこにでも現れる運動量の持ち主。両サイドの10番と11番はタテ突破を多用。9番は長身CF。
開始いきなり、綾羽9番がポストからターンシュートは左に外れる。綾羽3番はシャツ引っ張られ破れる。やむを得ず19番のユニを着る。7分、比叡山、左FK、2番が左足で入れるがクリア。12分、綾羽、右CK、10番が右足で蹴ることを確認も逸機。16分、比叡山、11番の右パスに6番シュートブロック。決定機。左CKに。こぼれるがクリア。直後に綾羽も10番左クロス、11番に届かず。25分、綾羽、10番、スルーパスに8番流れて受けて左クロス、11番ヘッドが決まり綾羽先制。0−1。比叡山2番の左FKから左CKへ。2番が担当、ここでトリックプレーを仕掛ける。グラウンダーでゴールからやや離れたところに出し4番スルーして11番シュートに行くも届かず。立正大淞南のトリックプレーみたい、というかたぶん完全コピーでしょう。30分、綾羽10番タテに仕掛け左クロス、ニアで8番シュートもセーブ。決定機。その左CK10番の右足に4番ヘッド、左に外れる。直後には綾羽スルーパスに8番抜けかけるも比叡山4番が素晴らしいスライディングタックルで奪う。綾羽は9番が中で踏ん張り、空いたスペースを8番が狙う形がはっきりしている。35分、綾羽9番ポストプレーから8番左に出し10番シュートは右に外れる。結局前半は0−1で綾羽リード。
前半シュート数1(1)対5(2)、CK数2対3、GK数7対0、オフサイド数0対1、クロス数2対5、ファウル数11対6、FK数1対1。ファウルが多いのは汚いのではなく主審の判定基準の辛さにある。しかし危険な位置でのファウルは少なく。両者よくコントロールしている。主審も基準は一貫している。
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06月01日(木)
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