ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■全女関西予選準決勝 高槻ーハリマ 姫獨大ー大商
79分、高槻O齋藤→㉒高谷美里(東京女子体育大)。83分、高槻H虎尾→㉓遠山さゆり(清水第八プレアデス)セットプレー担当を引き継ぐ。89分、F成宮、左からカットイン、シュートはサイドネット。結局高槻が4−1で圧勝する。

後半シュート数は5(3)対1、CK数4対1、GK数3対4、クロス数2対3、ファウル数3対5。

この試合で思ったのは本並監督のポゼッション志向のサッカーは格下のチャレンジリーグ相手だと有効だということ。最終節、ノジマに引き分ければ事実上昇格が決まる。ただしなでしこリーグ時代は格上相手に無謀にもポゼッションサッカーを志向して失敗した。本並監督には自分の美学・哲学とともに滅びるのではなく、勝つサッカーをしてほしいものだ。監督として成長していればいいのだが。バックラインは本来大柄で技術もある選手が揃っているのだから、楽しく攻めるサッカーではなく粘り強く守るサッカーをしてほしい。


全日本女子選手権関西予選準決勝
姫路獨協大学−大商学園高校
12時40分 神戸レディースフットボールセンター ピッチ人工芝 晴れ

姫獨大          大商
−−−二八−−七番−−− −−−七番−−九番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
六番−十番−−八番−二一 八番−二十−−六番−十六
二九−十六−−三番−二二 二番−三浦−−四番−五番
−−−−−三一−−−−− −−−−−一番−−−−−

選手名は不明。ただし大商10番はU−18女子代表の三浦桃。

立ち上がり、大商がやや上回ると思った。CBコンビの三浦は左足、4番が右足フィードが素晴らしいし、守備力も高く、上背もある。20番のキック精度の高さ、6番の守備力、大柄な9番のパワードリブルなど武器も多い。しっかりつないで崩せる。対する姫獨大はすでに女子インカレ出場を決めているし、大体大を破って勝ち上がって全女出場を決めているので、力があるのは間違いない。しかし技術がない。CBが守備力、特にカバーは凄いが、奪ったら蹴るか、極めて簡単なショートパスだけ。8番もシンプルにはたくがパスはぶれる。21番はパワードリブルが得意だが大ざっぱ。一番技術のある10番は判断が遅くボールロストが多い。しかししばらく見ていると、姫獨大は自分たちが出来ること、出来ないことを分かっていて、「決断」していることに気が付く。無責任なプレーはせず、勝負パスを出しているし、大商との力関係を見極め、何が一番相手にとって脅威かよく考えている。そして12分、左の6番が8番と判断の早いワンツーで左フリー、クロスに28番が流し込む。1−0。大商は支配しつつシュートが打てない。特に9番はポテンシャルがありながらシュートの決断が遅い。おそらく姫獨大と違って出来るプレーの選択肢が多いから、「決断」出来ないのだろう。パワードリブルでゴール前に運んでも囲まれて奪われる。姫獨大は27分には7番、36分には左CKから再び7番がヘッドで決定機を迎える。終了間際に22番→24番。結局前半は1−0で終了。

ハーフタイムで姫獨大、7番→11番。ボランチに入り8番がトップ下の4−2−3−1に組み替える。

後半の入りも姫獨大がいい。45分ハーフの49分、姫獨大21番から左の6番へ、クロスに大外の28番、右から左足シュート、ファーサイドネットに決まって2−0。その後も姫獨大ペースは続く。大商ベンチ、「シミズ、上げて」の声で13番アップを上げ、6番→13番。さらにいつの間にか3番もイン。右サイドバック。5番右CB、4番左CB、10番ボランチ8番右ハーフ、13番、左ハーフ。11番FW。↓の布陣。

大商
−−−九番−−十一−−− 
−−−−−−−−−−−− 
十三−三浦−−二十−八番 
二番−四番−−五番−三番 
−−−−−一番−−−−− 


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10月11日(土)
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