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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校女子選手権3回戦 秀岳館−柳ヶ浦
初見だが、対戦相手の柳ヶ浦は大分県の高校なのに、中学時代のチームが熊本ユナイテッド、つまり同じ熊本県の秀岳館という進路を選択しなかった選手がかなりいることははっきりしている。八代フューチャーズは秀岳館のBチームのクラブ登録などである。
試合前のアップを観ると、柳ヶ浦がかなり独特なアップをしている。ボール回しにキーパー役を入れている。対する秀岳館は教科書通りのボール回し、対面パス、シュート練習だ。
さて試合だが秀岳館は全く繋げない。4−3−3でビルドアップするつもりかと思ったが、守備のチームだ。左サイドバック10番はレフティだが、特に運べるわけではない。4番は運べるけど、ミスも散見される。基本的に奪ったらバックラインは運びたいチーム。前が空いたらドリブル。パスに難があるというのはある。守備時は6番が下がって5バック。一方で踏み込む守備に気迫がある。対人守備はなかなか。こういう持ち上がりが基本ドリブルという守備的チームに対する守備は追い込んで囲んで奪えばいいのだが、柳ヶ浦は受けて立つというか、ふんわり入ってしまった。リラックスしているというより気迫に欠ける。繋げるし、技術的には上回る柳ヶ浦だが、なかなかシュートに行けない。つまり最悪のゲーム運びをしている。そして30分、秀岳館左ウイングがカットインしてシュートが右ポストに当たりゴールイン。秀岳館が先制した。前半は1−0。
ハーフタイムで補助陸に移動している間に放送で柳ヶ浦が追いついていることが分かる。そしてメイン陸に戻ると柳ヶ浦が押しながらもシュートに行けず、結局引き分け。PK戦。
柳ヶ浦は体格の劣る女子サッカーなら隅に「置きに」行けば決まるという考えで緩くコースを突くが、甘く、結局PK戦で秀岳館が勝利した。
01月03日(金)
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