ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4375668hit]
■雑文・ピーススタジアム(ピースタ)こけら落とし探訪記
さて大浦天主堂を出て坂をさらに上るとグラバー園。要するに外国人居住区。丘の上の庭園に豪奢な邸宅がいくつかある。庭園内のエスカレーターで登っていく。もちろん入園は有料だ。庭園内には噴水というか壁から水が落ちるものや、海に向けての砲台まである。各邸宅には当時そのままの寝室や居間など豪華な暮らしがうかがえる。グラバー家は日本に定住した人もいるようだ。もちろんグラバー邸が最大の売りである。
中華街に戻り長崎ちゃんぽんを食べて、さらに市電で数駅進み、眼鏡橋へ。数年前豪雨災害で流されたとか聞いたが、復興している。煉瓦製の円形の穴というか水が流れるところが空いて、橋全体が眼鏡状になっている。
さらに進み、市電で平和公園に向かう。浦上を過ぎて坂の街・長崎の右手に丘が見えて、平和公園。入口にエスカレーターがあり、登ると公園内。噴水があり、まっすぐ進むと広場になっている。その広場を見下ろす強大な彫刻。これは戦前に戦争賛美のための彫刻を数多く作った悪名高い彫刻家が平和のための強大な人の像を作ったものである。この像に向かって黙とうするというのは良識ある人間としては相当な葛藤、はっきり言えば屈辱感がある。長崎市民の平和への感覚はどうかしている。ローマ法王は長崎に二回来ているが、いずれもこの像に前には来なくて、爆心地の方に来ている。長崎の人にはすまないが、原爆被害者への黙とう、平和への祈りがこのような権威的なものに化けてしまっている以上、今後は平和公園に来ることはないだろう。広島の平和記念公園にはしょっちゅう行っているが、長崎の平和公園の場合、鎮魂のニュアンスが私の理解と違いすぎる。
さて、ここから浦上駅に向かい、ここからこの日の宿泊地・佐世保に向かう。
翌日佐世保軍港で自衛艦を観て、米軍基地は見えないが、港を堪能した。そして長崎行に乗り、諫早あたりで混んで長崎駅で一斉に降りる。(当たり前だ)殆どサッカーファン。駅の西側を北に進みスタジアムにつく。エスカレーターで上がり、入場ゲートでチケットをかざし、入る。早速スタグル確保する。が、本記事執筆時点では時間がたっており、何を買ったかは覚えていない。入口のパネルで注文してICOCA決済。
さてゴール裏からバックスタンド側のホテルを確認。著名人も多く来ているらしい。よくみえなかった。
スタグル以外にイベントは物足りなかったかな?こけらおとしのふんわりした雰囲気に包まれていた。
座席は十分な間隔があり、角度もあってゴール裏ながら見やすかった。
さて、試合前に高田社長のあいさつ。相当理想に燃えているらしい。アウェイサポーターも歓迎し、ゴールシーンではアウェイのゴールもきっちり流すとか、試合後も是非スタジアムに残ってほしいとか、普段からきてほしいといったニュアンスだったと思う。なかなか感動した。
さて、試合そのものはメモを紛失したので語れない。長崎はJ1参入プレーオフに参加する可能性が高い。普段高校生を中心に観戦する私にとっては雲上のレベルである。そもそも試合そのものではなく、試合中もスタジアムの様子をうかがっていたので、熱心な観戦者だったとは言えない。
終了後もスタジアム内に滞留してお金を落とせ、という仕組みになっている。
さて試合が終わり、長崎駅にまっすぐ向かった。土産物買えば、もう新幹線の時間だ。というか新幹線のダイヤも試合終了後に土産物を買え、と言わんばかりの設定だ。長崎の新スタジアムはお金を落とす仕組みに満ち満ちていた。
10月06日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る