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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権2回戦 帝長−市船
帝長はバックラインはそれなりに体格があるのだが、市船I郡司のボディバランスのせいか、潰すだけのパワーに欠けているように見える。ただN久保原は潰せるしサイドに追いやっているので、I郡司が凄すぎるだけ、と解釈して方がよさそうだ。ウイングバックはI原が攻撃的。ドリブラー。M堀がレフティで右カットインに迫力がある。とはいえ、全体的に守備的すぎないか、という気もする。守勢でも帝長は十分戦えるチームだが。とにかく前半はショートパスを多用して支配して崩す本来のスタイルを出さなかった。前半は0−0。脱線だが帝長は跨ぎフェイントなどしない、アルゼンチンスタイルの多彩なボールタッチで抜いていくドリブルが特徴だ。以前と違って長岡JYFC出身は少ないのに、ドリブルスタイルが決まっているのは不思議だ。

ハーフタイム、帝長はC池田→K香西。4バックに。市船J佐々木→M森。
後半48分、市船、右コーナーで明らかにトリックを狙っている構え。まずF太田が左足の構えから右足キッカーM森が寄っていき後方に戻す。後方の誰か?がスルーパスに中に入ったM森がオフサイドを掻い潜り、右シュート、キーパー弾くもこぼれをA佐藤が蹴り込む。市船先制。0−1。しかしM森のオフサイド疑惑が残った。私の位置からははっきり分からなかったが、微妙だとは思った。これで守備に回るのが市船の伝統である。一方帝長は牙をむく。繋いで崩し始める。
最戸から3人以上絡んで近い距離間で連動して崩す。守備力自慢の市船といえども即興性あふれる帝長の攻撃の前にカウンターにも行けない。F山村がパスの起点になり、ポジションを上げて攻めの厚みを加える。そして72分、右からパスをつないで左に空いたF山村が中に戻しE水川が決めて1−1。以降も猛攻が続くが、両校に言えることだがシュートブロックがしっかりしていて、公式記録のシュート数は少なくてもゴール前のシーンが多い。結局1−1で引き分け。流れ的に延長があれば帝長有利だったが、まさか連戦のトーナメントで延長戦をするわけにもいかない。

PK戦の結果、市船が次戦進出を決めた。

12月31日(日)
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