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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プレミアプレーオフ 岡山−京都 帝京長岡−浦和
立ち上がり、帝京長岡はカウンター狙いである。守備面で運動量豊富にきっちり寄せ、足も小まめに出して狭いところを通される隙も無く、身体はなくても寄せているのでしっかり競っている。そしてビルドアップは全くない。小柄でスピードあふれる2トップを走らせたい。一方浦和はまず体つきがしっかりしていて、技術とアイディアも十分。一昨日延長PK戦を戦ったダメージは感じない。これは浦和が攻めて帝京長岡が耐える展開だな・・・・・・と思った。ところが帝京長岡がドリブルを開始すると浦和はついていけない。それを見抜いてドリブルを仕掛ける帝京長岡の判断は流石である。やはり浦和はコンディションが悪い。つまり一瞬のダッシュに差がある。そして前から嵌めて奪い素早くパスをつないで左寄りM堀が裏を取りタテに抜けてGKと1対1、右に流し込み1−0と先制。帝京長岡はビルドアップも開始し、一方的に回し、シュートチャンスを次々に向かえる。私の観戦経験では圧倒的に押しながらも決められずに負けた帝京長岡も見慣れているので、この段階では何とも言えない。この試合は主審が文句に敏感なタイプで、この点も文句を言わない帝京長岡には有利、普通に文句を言う浦和には不利だった。浦和は22番キャプテンが屈強、右サイドバック33番も強く、5番は運べる。8番は一番上手いですね。13番は左足クロスが得意だが、守備に追われてつらかった。帝京長岡は14番が線が細いと思っていたが胸板はそれなりに鍛えているか?どこにでも現れるレフティ。チームとしていかにサイドを使うか練られていて、2トップが流れたりサイドハーフが飛び出したりするが重ならない。距離感がいいのだ。前半44分、浦和の攻撃に帝京長岡右カウンター、オフサイドを完全にかいくぐり右タッチライン際で受けたM堀がそのまま持ち込み逆サイドネットに流し込み2−0として前半終了。
ハーフタイム、浦和はキャプテンも含め2枚替えた。後半から浦和は攻める体制。↓の布陣
九番
十一二一
六番四番八番三三
二番五番二八
十八
帝京長岡が守備にシフトしたのもあってバランスは浦和サイドに移ったが、帝京長岡は守備の基本を徹底しているので、決定機とまでは行かない。とはいえ浦和のシュートが増えてきた。帝京長岡のキーパーのセービング能力については何とも言えないが、ハイボールに強いには確かだ。高さに勝る浦和はゴール前に上げるが、キーパーが全部処理してしまうからだ。浦和はさらに二人代えて、攻め、66分エースJ清水が決めて2−1と追撃する。浦和は切れがないものの、なんという勝利への執念。ベーシックな能力が高いから不利な状況でも戦える。しかし帝京長岡のハードワークも衰えず、結局耐えきり、2−1で帝京長岡が勝利、初のプレミアリーグ昇格に成功した。
12月10日(日)
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