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サッカー観戦日記
by T.K.
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■J2リーグ 山口−大宮の観戦旅行記
再び坂を下りてまっすぐ進むと国道9号線にぶつかる。日本海側の国道というイメージだが、山口線に沿って瀬戸内海側に抜ける。国道9号線を渡って右折すると県庁。旧山口城。県庁前にバスターミナルがあり、通り過ぎて左折すると香山公園。ザビエル聖堂から1キロ強という触れ込みだったが、すんなり着けたわけじゃなかった。公園に入ればいきなり出し惜しみなく五重塔。池の奥にある。雨に浮かぶ五重塔はなかなかで、何度も繰り返し観た。香山公園は庭園でも知られるが、実は五重塔付近が一番きれいだ。脇には雪舟の像がある。室町時代の画僧で知られる。遣明船で明に渡り絵を学んだ。瑠璃光寺で生涯を終えた、と瑠璃光寺の説明にはあるが、いささか胡散臭い。庭園内には大内弘世の馬上の像もある。室町時代の武将。山口といえば大内氏だが、戦国時代のヒーローがいない山口市のヒーローは室町時代なのか。瑠璃光寺に拝観して、バス待ちの間は極力五重塔の前で過ごす。ここから上手くいかなくなる。まず次の目的地の湯田温泉に向かうディーゼルカーが、駅にバスが着く1分前に出る。次は1時間待ち。で山口駅からバスで湯田温泉に向かおうと調べて駅の観光案内所でも湯田温泉への行き方を尋ねて、そのバスでよいと言われる。が、とんでもない間違いだった。経験上田舎の観光案内所は客のニーズを分かっていないことが多い。分かっていないから観光客に不親切で見当違いのガイドをしてしまう。そもそもプロ意識がない。このバスは2キロちょっとの湯田温泉にまっすぐ向かうどころか、県庁前に向かい(いきなり大回り!)、さらに山口駅から湯田温泉とは真逆の方向の駅に向かう。さんざん大回りして40分以上かかって湯田温泉に着く。山口駅の観光案内所!湯田温泉に行きたい、というのは結果として湯田温泉に着けばいいのではなく、早くて楽に着きたいのだ。それくらい分かってくれ!いや分からないから、観光客のニーズが分からず、観光案内所に人が来ないのだろうが。
湯田温泉で外湯というか、とにかく千円で入れる温泉に浸かる。無色無臭で薄く、お湯とあまり変わらない。でて湯田温泉駅に向かう。足湯がある。結構熱い。すぐに出てディーゼルカーで二つ先の大歳駅に向かう。陸橋を渡ろうとしたが、スタジアムとは逆方向に出口があり、逆方向からの列車から大宮サポも降りてくる。オレンジの道に沿って踏切を渡り道路にぶつかり右折して道路沿い向かいにスタジアムがあるが、雨がきつくなってきた。スタグルにありつく。県内の家庭料理の「けんちょう丼」が目当てだったが売り切れで、キムチ丼と焼きそばを買う。この間レノファサポに質問すればよかったが、観光案内所に失望して質問する気力がなくなっていた。こういうものは地元の人に尋ねるのが一番なのだが、がっかり感と雨でローテンションになっていた。
維新ではメインに座る。屋根はしっかりしていたし、陸上競技場ながら角度もあった。陸上競技場にしては観やすいが、やはり距離があるし、未確認だが防府市にサッカースタジアム建設の動きがあるらしい。サッカースタジアム建設の動きがあると決まって共産党が建設反対運動をする。それだけなら生活密着で箱もの反対なのだろうが、共産党は野球場や陸上競技場には反対運動しないのだから、サッカーファンの反発を食らっている。共産党は20年前後も党首に居続ける志位委員長に対し、党首公選制を主張するグループを民主的とは言い難い党内独自の仕組みから「攻撃」と見なして除名するなど、国民の一般常識からすると民主的とは言い難いトップダウン式だが、志位委員長以下幹部がサッカー嫌いなのだろうか?共産党員にもサッカーファンは多いだろうに。ただ、ここでは共産党を全否定したいわけではない。どんな政党でも長短はあるし、よほど偏った思想か党派性の持ち主でない限り、主要政党ならば全面肯定や全面否定はありえないだろう。サッカー政策、スタジアム政策について共産党はサッカーファンとは相いれない、偏った考えの持ち主というだけの話である。
この日は先着4千人にブランケットが配られるのだが、4600人ほどで、間に合わず、入手できなかった。湯田温泉に手間取ったのが祟られる。
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02月18日(土)
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