ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4377724hit]
■J3開幕戦 今治−福島
スタメンは昨年好成績だった福島のほうがはっきり優れている。今治センターフォワード高瀬はドリブルに優れたタイプで、高さ・パワーはない。メッシ・システムだと思ったが支配できない以上、裏を取ってくれないとどうにもならないが、動き方はまだまだ。今治東中等教育学校時代の圧巻のドルブルシュートを見たことがあるが、Jリーグレベルでは現時点では力不足だと思った。近藤はドリブラーだがパワー不足でボディバランスもイマイチで、当たられたら倒れる。右の中川はよく走ると思った。ボランチ楠美は守備専門で奪ったらもっとうまい味方にすぐパスを出す。自分を分かっている選手だと思った。戸田和幸の現役時代に似てる。センターバックは細川が力強くて運べるが反面フィードができない。飯泉は左足フィードがあるが守備力が足りないと思った。
対する福島は中盤三枚が強力。右の田中はクレバーでポジションセンスがあり、いてほしい場所にいる。左の樋口は相変わらず力強い。中央の諸岡はミスをしない。2シャドーのうち新井はより内側でプレーしたがり、シャドータイプかと思った。高橋は力強くセンターフォワードのポジションをしっかりこなせていた。堂鼻のパワー、大武の高さもさすがだ。つまりはっきり福島のほうが上だと思った。
29分、新井のシュートは手でブロック。福島にPKが与えられ、これを樋口が決める。0−1。以降、今治は綺麗にパスを回すのだが有効な攻撃にならない。結局0−1で順当に福島が勝利した。
帰路、道路渋滞が起きる。それほどではなかったが、片側2車線の道路でも2200人くれば渋滞するのか。今治駅に行き、タクシーで波止浜港に着き、来島へのフェリーに乗る。5分。来島というのは来島村上家の根拠地だ。本屋大賞を受賞した「村上海賊の娘」はなかなか面白く、エンタメ性に富んだ作品だが、村上海賊は一枚岩ではない。芸予諸島に来島村上家、因島村上家、能島村上家に分かれて、通行税を取り立てたり海賊行為を働いたりして生計を立てていた。来島は海流が激しく、天然の要塞である。その来島城跡と村上神社を訪問したというわけである。ただし城の跡というほどにも何もない。船着き場からは来島海峡大橋が見える。来島を通るわけじゃないが、瀬戸内海の尾道・今治ルートの最後の橋だ。瀬戸内海を運航する大型船も来島海峡大橋と隣の大きな橋の下をくぐる。因島付近は難しすぎる。再びフェリーで波止浜港に戻り、路線バスで今治駅に戻り、オレンジフェリーの無料シャトルバスで東予港に着き、行きと同じフェリーで大阪南港に戻るというわけだ。帰りはラーメン大盛りにして、行きは道後温泉に行く都合上入らなかった大浴場にも浸かって帰阪したというわけである。
03月13日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る